2021年11月11日

【配列】PAE ver4

Pallete1202上で動く、
Adobe PremiereとAfter Effectsを似たキーバインドで使うための配列です。
プロの映像編集用です。
バージョン4にアップしました。


バージョン3で試した「小指不使用」は物理の形と合わないため、
もとの、小指、薬指、中指、人差し指を使うバージョンに戻します。
テンキーが親指メインキーを押しながらになったので、
数値入力がやりやすくなりました。
左手用に反転したテンキーです。
数字の同時押しで、透明度によく使う、
0エンター、50エンター、100エンターがバインドされています。

レイヤー構造は、
デフォルトが移動と再生、アンドゥリドゥリストとタイムライン拡大縮小に特化、
第二レイヤーをカット、ハサミ関係、
第三レイヤーは、それぞれ特有のものを入れる、
という考え方になっています。

PAE_layout4.jpg

【デフォルトレイヤー】

タイムライン1F移動、
タイムライン5F移動、
カット点へ移動、
IN点へ移動/OUT点へ移動、ワークエリアIN/OUTへ移動、
再生/停止、
アンドゥは共通です。
親指2と3は、
選択ツールと剃刀ツール(Premiere)、
選択ツールと手のひらツール(After)です。

エンコーダーは、
上は保存、アンドゥ/リドゥツリー、
下はタイムライン全体表示、タイムライン拡大縮小です。

また、二つのキーを押しっぱなしにすることで、
Shift, Ctrl, Alt(MacはOption)を押しっぱなしにするのと同じ効果。
シフトクリックやドラッグ、ホイールなど、
マウスなどの外部機器との連動が可能です。
(TAPPING_TERM分待つ必要はなく、
押した瞬間にホールドになるように実装してあります!)


【第二レイヤー】
BS、
再生ヘッドで編集点を入れる(Premiere)、
再生ヘッドでレイヤー分割(After)。
レイヤーをIN/OUTから再生ヘッドまでカット、
IN/OUT点のクリア(Premiere)、
再生ヘッドまでレイヤーIN/OUT点を移動(After)、
IN/OUT(Premiere)、ワークエリアIN/OUT(After)を設定、
です。
親指はコピーペーストと、
全レイヤーに編集点(Premiere)、デュープ(After)。

エンコーダーは、
下はミュート、ボリューム、
上は、
アクティブレイヤーにINOUT(Premiere)、
ワークエリアINOUT(After)と似た動作です。

【第三レイヤー】

Premiere:
前方/後方全選択ツール、
グループ化/解除、
マーカー設置、選択マーカー消去、
次/前のマーカーへ移動、
早送り、巻き戻し、
マッチフレーム。
エンコーダーのクリックに、
選択したレイヤーのネスト(実装上Winのみ)。

After:
それぞれのタブのオープン、クローズ。
カメラに今のフレームを収録、
それを見て今と比べることもできます。
エンコーダーのクリックには、
Premiereと同じ考え、
プリコンポーズ。


第三レイヤーを除けば、
ほぼ似たような感覚で、
ふたつのソフトを使いこなすことが可能です。


これでいろいろはかどるぜ!



以下に定義ファイルを貼っておくので、
ご自由にお使いください。

Plette1202フォルダ、これに差し替え
rules.mk
Combo yes
OLED no
にしてあります。


keymaps/Userフォルダ直下、これに差し替え
config.h
TAPPING_TERM 150
にしてあります。好みで変えてどうぞ。
(追記: 200に戻した。考えながら剃刀ツールに切り替えるとき、
150だと間に合わないことがあった)

PERMISSIVE_HOLD
でホールド優先のため、レイヤーキーは押した瞬間から有効です。
短くすると、タップを速く離さないと認識しません。
同時押しコンボ3は、数値入力用です。
keymap.c
キーマップ本体です。
posted by おおおかとしひこ at 22:39| Comment(2) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもありがとうございます!
毎回楽しみにしつつありがたく使わせて頂いております。

透明度の、0,50,100はかなり便利そうです。

AEは入れ子(ネスト)することが多いのでこれまたありがたい機能です。

PAEもバージョンアップを重ねてきて、通常の編集作業であればポインティングデバイスとPallete1202だけでサクサク進められそうですね!
Posted by Yuichi Abe at 2021年11月12日 00:33
>Yuichi Abeさん

僕は二つを同時進行することが多くて、

プレミアで沢山の素材をカット編集、
一部を吐き出して、アフターでアニメーション、
プレミアに戻して一本化

という一連をよくやります。
そのときに、
操作体系やショートカットが違うキーのバインドなので
(拡大縮小すら違うキーバインド)、
同じ操作だと混乱しないのに、
と思ったのがそもそもでした。

フォトショとイラレを行き来するときも同じことが起こりやすいですが、
ピクセルとベクターの違いと思うと割り切れるし、
わりと近いショートカットバインドにはなってるけど、
プレミアとアフターでは同じ映像なのに操作系が違うのが、
とても気になってたんです。

もちろん、単独で使う時も威力を発揮すると思います。
アフターでカット点合わせで何かやる、
みたいなのはショートカットなしだとマウスで1Fずつずらして合わせるなど、
大変手間がかかるので1面2面を駆使するとかなり楽になりますね。

プレミアでもアフターのプリコンポーズと似たようなネストを、
最近使うようになったんですが、
(たとえばシーン単位でネストしてしまい、
シーンごと入れ替えとかやる用に使う)
このバインドがMacではショートカットがないので、
そこだけ勿体ないところ。

まあ適宜応用して使ってください。
Posted by おおおかとしひこ at 2021年11月12日 03:55
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