2021年11月18日

【薙刀式】ボトムスピードを上げる意味がわかってきた

最新の薙刀式動画は1500字(変換後)/10分で書いてるけど、
昔ってどうだったんだっけ、と思って、
最初の薙刀式動画を見たら1000だった。

何が、どう変わったんやろ。


1000だと微妙にイライラするかな。
今の自分ならもっと速く書くのに、
という部分が結構ある。

思考速度自体は大して変わらないと仮定すると、
純粋に手の速度が上がったのだろう。

もちろん、配列自体のバージョンアップ改良や、
自作キーボードと3Dキーキャップ、
改造スイッチにしたことなどの影響はあるにせよ、
総合的に手が速く動いていることは変わりない。

で、
何の速度が上がって1.5倍にもなったのかなあと考えると、
トップスピードは大して変わってない気がするんだよね。
そもそも最速の「ある」「ない」あたりは全く変わってないだろうし、
多分一番慣れてて速い連接「かもしれない」も、
ほぼ変わらない。

とすると、
トップスピードは維持してて、
それ以外の隙間がどんどん詰まってきた、
以外に考えられないわけだ。

キーボードがNiZなので、
ポコポコ音がわかりやすいから、
それが余計に感じた。

ボトムスピードを上げる、
とはなるほどこういうことか、
とようやく実感として理解できた感じだ。

長年の練りがあればあるほど、
遅い方の連接が繋がり、
上がってゆくんだな。
それはつまり、連なりの薄いネットワークでも、
回数を重ねて太くしていった感じか。


打ち慣れている言葉は、
体がだいぶ前から準備する。
打ち慣れていない言葉は、
水際で慌てることが多く、
そこで指を継ぐのが大変になる。
前者が増えて、後者が減ってきたのだろう。

タイパーのいう先読みって、
大体こういうことなのかしら。
タイパーの場合は目線→指だけど、
ふつうに書く場合は思考→指だ。


ある思考をしたときに、指の組み立てがあり、
定型句なんかは、
最初のあたりを思っただけで、
指が準備し始めると思う。

「そうかもしれない」と、全部思い切る前に、
「そ」あたりで、指は「うかもしれない」を準備して、
そういう意識だと判断したら一気に流れる。
そんな「指が思考を追い越した」現場が、
しばしば見られるようになってくるが、
そのセットも増えていくのだろう。

そこまで極端な例でもないが、
ふつうに詰まらずに指が連絡していく感じに、
どんどんなっていくのだと考えられる。


あと配列初期はカナを色々動かしてるから、
運指の運動記憶がごっちゃになってることもあるかもね。
あり得た可能性をほぼほぼ試して、
それらを棄却して、
収斂してきた現在では、
迷いもないし、うっかり前バージョンの運指が出てくる事故もない。
(皆無ではないのが人間の面白いところ)



とはいえ、
それだけ練るには膨大な時間が必要だろう。

面数の多い配列はそこで損してる気がする。
習熟までの時間は、組合せ爆発に比例するだろう。
(すごいマイナーなら詰まってもよし、
と考えれば、もう少し低いオーダーになる)

だからか、もっとキー数少なく出来ないかなあ、
とたまに考えるんだけど、
なかなか妙案は出ない。


ボトムスピードのほうの、
キーとキーの間隔を詰めれば良い、
というのは、
順次打鍵配列ほど目標が立てやすそうだ。
タイパーの好むのは、
こうした努力と結果が一致しやすい配列かもなあ。



初期の薙刀式では1000、
いま1500。
ボトムを詰める努力をするより、
メソッドを変えることで2000に行きたいが。

2000の動画どっかにないかな…
(先日のqwerty1500は指が無理だと分かったが、
文字の出来上がりだけを見てたら薙刀式1500と変わらないわけで、
文字の出来上がり2000を見てみたい)
posted by おおおかとしひこ at 17:39| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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