2021年11月15日

【薙刀式】化ける問題を調べてみた

薙刀式の欠点のひとつに、
「から」を素早く打つと「ぶ」に化ける問題がある。
「か」が濁点シフトになっていて、
「ら」の裏が「ふ」なので、
ロールオーバーすると「ぶ」になり、
ロールオーバーしないと「から」になる。
「素早く打つ」とロールオーバーしがち、という問題だ。

このような例を、メジャー100連接で検証してみる。


kouyさんの100万字統計2gramから。
ついでに色々印をつけておく。
◎……アルペジオ
○……1アクション
▼……シフト単打の組み合わせ

ょう ◎
てい
しょ ○
って ◎
ゅう
して ◎
ない ◎
かい
よう ▼◎
こう
った
かん
うし
した
こと ◎
せい ▼
たい ◎
じょ ○
す。 ▼◎
する ◎
から 「ぶ」に化けやすい
とい
いし
ます ▼
しゅ ○
は、 ▼◎
んし
です
る。 ▼◎
んの ▼◎
きょ ○
いる
いの ▼◎
いう ◎
うに ▼
さい ▼◎
ある ◎
しん
せん ▼
うで
とう
うの ▼◎
いた ◎
しゃ ○
んが
とし ◎
ちょ ◎
どう
うか
だい ◎
けん
んと
てき ◎
いか
そう
んに ▼
さん ▼◎
が、 ▼
ので ▼
いて
いま ▼
んか
ほう
のか ▼
には ▼
がい
けい
いと
ると
い。 ▼◎
んだ ◎
いん
もの ◎
て、 ▼◎
いに ▼
んじ
ひと ◎
ぶん ◎
うじ
んを ▼
じゅ ○
かく 「ぐ」に化やすい
にな ▼
らい ◎
では
げん
はな 「ば」に化けやすい
くし 「しゃ」に化けやすい
、こ ▼
であ
るの ▼◎
なか
この ▼
いっ
りょ ○
のし ▼
で、 ▼◎
のは ▼
ょく ○

化ける例……4

単打アルペジオ……19
同時押し1モーラ……8
シフト切替ありだがアルペジオ……13
シフト切替でアルペジオでない……16


化けやすいのは、
「から」=「ぶ」
「はな」=「ぱ」
「かく」=「が」
「くし」=「しゃ」
がよくあるケース、ということになる。
ただ、「く」はHに人差し指が移動する分、
ロールオーバーによる化け現象はあまりないから、
化ける例は2と見積もる。

これを多いとみるか少ないとみるか。
僕は少ないと見た。
いつも使ってるとき、この二つだけ気をつければ、
ほぼ化ける現象は起こらないと思う。

他にまれにあるのは、
「あと」=「ど」
「あっ」=「ぢ」(Jは制御しやすいからまれにしか起こらない)
「しる」=「りょ」
「きる」=「きょ」
「とる」=「にょ」
「そく」=「みゃ」(拗音化けは明確だから矯正しやすい)
あたりだけど、
これは矯正しやすいクチだ。

「から」「はな」だけがよく忘れがち、
という傾向にあるように思う。
2/100を多いと見るか少ないと見るか。
完璧をどこまで追求するかだなあ…

原理的にこのへんが限界のような気がする。
高々28キーの組み合わせで、
よく出るカナはいいところにいて、
打ちやすい文字の流れがあり、
シフトキーも押しやすいところにあり、
かつシフト化けはマイナーな連接に、
という条件は、
どうしてもあちらを立てればこちらが立たずになると思う。
ダメ率2/100は優秀な方では…

それよりも単打アルペジオ19/100、
同時押し1モーラ8/100で、
27/100のいい部分を満喫されたい。

シフト切替が欠点かなと思って数えてみたが、
29/100のうち、
アルペジオ運指で気持ちよくリカバーできるのが13あるので、
16/100がいまいちかなと思った。

プラスを27、
マイナスを16+2=18、
と数えることにしようかな。


僕は阪神みたいに「打たれてもそれ以上打てば勝ち」
みたいな価値観が好きなので、
投手の完全試合(欠点はないが面白みも欠ける)
な価値観が好きな人は、
別の配列の方がいいかもしれない。
そんな配列あるかな…


完璧な美人はいないと思って、
あばたもえくぼとして愛そう。

「ふ」は厄介なカナだ。
「ぶん」はメジャー連接だし、
ファフィフェフォフュを形成するし、
ふ、ぶ、ぷと三変化するし。
posted by おおおかとしひこ at 09:58| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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