2021年12月01日

日本の構造上の問題点

やることが決まってれば、現場は一日で終わる。
だが決定機構が遅く、迷うため、三日かかる。

頭が重く、現場が待ったり、
修正が現場が終わってから届いたりする。
行き先を決められない決定機構。
お金がないなりに合理的なスタンバイをして、
コンパクトに動けるようにした現場が、
待たされ、かき回されて、
結局コストが三倍かかる。

そしてこの現場の惨状を、雲の上の人は知らない。
せっかくうまく回るはずだった現場が、
振り回されてモチベーションが落ち、疲弊していく。
決まったことをさっさと終えて解散のはずが、
追加があり、追加があり、追加があり…
最初の約束とは違うものばかりがやってくる。

どこかのオリンピックのようだ。
太平洋戦争もこうだったのだろう。

指揮官は現場に出るべきだ。
現場も決定機構に参加するべきだ。
全員でこの波を乗り切るべきだとわかれば、
腹芸なんてやってる暇はないとわかるだろう。

事件は会議室で起きてるんじゃない。
会議室に入らないことで起きている。

会議室の外と会議室の揉め事が終わるまで、
現場は待ちぼうけだ。
このお高い請求書、一回で終われば1/3になりますよ。
posted by おおおかとしひこ at 09:04| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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