昨日3万打鍵して、
やっと一回だけ「ぬ」が出た。
「解せぬ」に使ったのみ。
ほんとに出ないんだな。
「ヴ」とどっちが出るだろう。
外来語多めの文脈では「ぬ」より出るかもな。
ふつうに「ウィ」のほうが出そう。
「カフェ」の「フェ」のほうが出るかもだ。
最新テスト版では「ぬ」の位置を変更したのだが、
3万打鍵してやっと1回。
無意識化なんてとても無理で、
思わず探してしまった。
自然に100回ほど打てば無意識化される説があるが、
300万打鍵せんといかんのか…
「ぬ」は頻度ワーストカナだ。
だから理屈上は、
もっとも冷遇されて当然のカナである。
JISカナでは1位置だし、
新下駄ではBの薬指シフト、
飛鳥ではUの右シフト、
新JISではP裏、
シン蜂蜜小梅では/の右シフト、
月ではY裏と、
「最も打ちづらいキーは『ぬ』でよい」
という不文律があるがごとくだ。
果たしてそうだろうか?
僕の言葉の感覚では、
「ぬ」は強い意味を持つカナだ。
「解せぬ」などの強い否定形を生むパーツだし、
「死ぬ」という強い言葉の語尾だし、
盗む、脱ぐ、ヌード、絹など、
普通じゃない特別な感じの言葉を作る。
小指や薬指に任せていいカナではないと思った。
出来れば右人差し指に任せるほどの、
大切なカナのひとつにしたいくらい。
それくらい、滅多に出ないが強いカナだと思う。
あとは頻度とのトレードオフで、
「せめて人差し指で」は結果的に残り、
R裏に現在いる。
遍歴を見ると、
B裏(「み」をここに置いたため、追い出された)
.裏(否定する「ん」の裏だったので意味的にしっくりきたが、
【.M】のアルペジオを「ね。」にするために追い出された)
S裏、W裏(模索したが、薬指の感覚と合わなかった)
ときて、
今R裏って感じ。
薙刀式はTYにカナを置かない方針だが、
置くとしたらY裏はいいかもなあ。
Z、/、Q裏よりは人差し指になるので、
いいような気がする。
「ぬ」について語っている配列論は見たことがない。
余った嫌なところを埋める、
最後の埋め草としてしか使われていない気がする。
「ぬがここで本当にいいのか?」
という検討や議論、あったら教えてください。
特に「ぬるぬる」がヌルヌルと打てないのはガマンできない感じです。
出現頻度が低いので正直それ以外は特にこだわっていません。
「ぬるぬる」は考えてなかったですね。
今やってみたところ、【R】I【R】Iなので、
ぬるぬるとは打てないけど悪くないくらいでした。
「ぬ」はどうしてもシフト側になるから、
単打とのつながりが悪くなりますね。
「いぬ」も単打の「い」とのつながりだから、
悪くないけどすごく良くもならず。
頻度が少ないからケアしなくていいか、
頻度は少ないけどいざ扱う時はちゃんと扱おう、
なのかは、色々分かれると思います。
年一回しか来ないお客さんをもてなすべきか、
みたいなことかな。
僕は、普段使ってないけど、案外いい窓際の席があるんですよ、
みたいにしたいんだと思います。