縦書きで書く人ほど、wordなど使ってはいけない。
以下のようなバグがあるからだ。
縦書きでものを書く人は、
日本人で数%いるかいないかだろう。
だけど日本語はもともと縦書きで発達したもので、
物語文ではいまだに縦書きがメインである。
小説家、脚本家、新聞記者など、
縦書き刊行物を使う人は、縦書きで執筆するはず。
しかしそのエディタに、wordを使うべきではない。
以下の再現可能な(=毎回起こる)バグがあるからだ。
【wordの縦書きモードに存在する、
「横書きでは出来るのに縦書きでは出来ない」
再現可能なバグ】
以下、現ページ、次ページ、次々ページの、
最低3ページある原稿で考える。
1. 次の行の選択ができない(行頭にカーソルがいるとき限定)。
横書き: 行先頭でも行の途中でも、シフト↓で次の行を選択する。
縦書き: 行の途中では、シフト←で次の行選択が可能。
行の先頭にいるときのみ、行末まで選択したあと、
次の行は選択できなくなる。
備考: 行末文字まで画面に表示されているときは、このバグが起こらないことがある。
行末文字が画面に隠れている(拡大するなどして)ときは、
100%再現する。
2. 現ページと次ページに文章が続いているとき、
最後の行から次の行に正しく移動できない。
横書き: 最後の行にいるとき、↓で、次ページ先頭行へ、
同じ横位置で移動できる。↑で元に戻れる。
最後の行の最後の文字位置にいるとき、
→で次のページの最初の行の最初の文字へ移動し、
←で元に戻る。
縦書き: 最後の行にいるとき、←で次のページへいかない。
表示が次々ページになり、カーソルは次ページ2行先にいるようだ。
ここで文字を入力すると、無理矢理表示が1ページ戻り、
2行目から入力が開始される。
逆の、→は機能する。
同様に、最後の行最後の文字で、↓だと、次ページへ行かない。
また、
最後のページの最後の文字から、次のページにわたる文字を書くと、
次ページが正しく表示されず、上と同じ現象になる。
備考: これも上同様、表示拡大率で挙動が異なる。安定しない。
3. ページアップダウンが直感と異なる挙動をする。
横書き: ページアップダウンで、半ページ分縦スクロールする。
カーソルも半ページ分移動する。
縦書き: ページアップダウンで、半ページ分「縦」スクロールする。
つまり、今のページの下半分と、次ページの上半分が表示されるように、
縦スクロールする。次のページにいけや。
カーソルは半行分移動するので、次ページの同行の先頭文字、
同行の真ん中の文字、と段階的に移動するようだ。
備考: これはページの100%が表示されている時といない時で、
挙動が変わるようである。
この「100%」は、右下のスケールの100%だと、ページ全体が画面に入ってないので、
それより小さな90何%あたりが実質の100%になるみたい。
100%で100%表示されてないのってなに?
もちろん、wordは横書き文化圏でつくられたものだから、
縦書きにバグがあるのはやむなき部分がある。
でも、wordが出来てから何年経つんだ?
こんな基本的なこと、まだ改修できてないの?
Microsoftジャパンは無能の集まりなの?
即効直せや。そしてスタンダードエディタをなのるな。
ページアップダウンは、
きっちり1ページ分アップダウンしない理由はなに?
半ページなんてやってるから、縦書きでバグるんじゃん。
原稿の入稿は、
主に文系担当者の無知によって、
word入稿が業界デファクトになっている。
それは「他にいいエディタがあるが、
最初から同梱されたやつしか知らない」
という現象に基づく無知であろう。
だからwordを使うな、と言っても、
書かない人間には響かないので、
我々書く側は自衛するために、wordを使わずに、
書き終えた原稿のペースト先に使うのみである。
すべての縦書き派閥は、wordを使うな。
もしこのバグを直す方法があったら教えてください。
また、このバグをMicrosoftに申告する方法を教えてください。
あるいは、しかるべき人に連絡してください。
次ページにいけなくて毎回イライラする。
今表示されてる状態の、同じポジションで次/前ページに行きたいだけなのに。
ありえる?こんな執筆環境。
2021年11月21日
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