2021年11月30日

【薙刀式】キーボードでの労力差

先日キーボードアドベントカレンダーの記事を、
ざっくり書き終えたんだけど、
気まぐれにノートPCのパンタグラフで書いてみたら、
その疲れの差が4倍くらいあった、
という話。


ノートPCのパンタグラフで、
いやー書いたなあ、
いつもの感じでいうと、2万字行ったかも?
それくらい疲れたよなあ、
なんて文字数を測って驚愕した。

5000字しか書いてなかったんだよね。
ちょっとしたホラーみたいだ。
自分の認識が現実とまるでずれている瞬間……。

つまり、いつものMiniAxeのカリカリにチューニングしたものに比べて、
パンタグラフは4倍疲れる。

興味が湧いたので、
17ピッチのパンタグラフ、
バッファローのBSKBB500でも長文を打ってみた。
MiniAxeの2倍以上疲れるが、
4倍ってことはないみたい。
仮に2.5倍と見積もろうか。
ノートPCのものより押下圧軽いし、狭ピッチなのが楽さに拍車をかけている。

まとめるとこんな感じ。

MiniAxe 1(基準)
17ピッチパンタグラフ 2.5
ノートPCの重めのパンタグラフ 4


これはゆゆしき問題だ。
たかがキーボードを替えただけで、
労力が4倍変わる。

いや、これまでやってきたことが成果として出ているから、
喜ぶべきことだ。
普段の労力を1/4にすることに成功した、
ということになれば、
これは相当な効率化だと思う。


何がそのファクターだろうか。
・キーの押下圧、バネのふるまい
・ストロークの短さ
・3D的な曲面かどうか
・親指キーの押しやすさ
・左右分割で肩に負担を駆けないかどうか
・ロウスタッガードでねじれ負担をかけるかどうか
あたりが複合的に効いていると感じている。

どれがどれくらい効いているかは、
個別に条件を固定して、
疲れるまで打つしかないが、
それは面倒なので測定しない。


今もそのダメージが肩こりや首こりに出ていて、
結構しんどい。
この疲労を軽減するために、
物理キーボードを工夫してきて、
その成果が正しかったことを確認した。


キーボードが異なると、
4倍程度効率が変わる可能性がある。

「弘法筆を選らばず」というが、
4倍程度効率が違えば、
弘法は切れていいと思う。

「4倍重くて4倍早く疲れる鉛筆」で執筆なんて、
罰ゲームだよな。
でもその罰ゲームを、
ほとんどの人は受けている。

「4倍遅くなる道具で仕事する」
という人がいたら、お前正気かってなるよね。


これで論理配列もqwertyにしたとしたら、
僕個人は3倍遅くなる。
つまり、
12倍の差が生まれることになる。

12倍重い足枷は、
なんのためにあるのか。
もちろん個人の相性や練度の差もあるが、
普通仕事でそんなに差がつくものってないよな。



物理で4倍、
論理で3倍差が出る。
このことは、広く知られていいと思う。
posted by おおおかとしひこ at 21:48| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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