2021年12月02日

【薙刀式】掌を動かしたくない心理

フルキーボードに比べて、
左右分割型を使った時の方が、
「ホームポジションから手を動かしたくない」
気持ちが強くなるように思う。

分割キーボードで有名な、
Baroccoを導入した人の感想。
https://blog.rocky-manobi.com/entry/2021/12/02/091841


なんでこういう気持ちになるのかでいうと、
「手に対する相対的なキーボードの大きさ」かなあと思う。

フルキーボードやTKL、60%くらいまでは、
両手よりもキーボードの方が大きい。

しかし分割すると、
「片手分が手のひらに収まりそう」な感覚がある。
だから、
以前では特に気づいていなかった、
エンターやBSへの動線が、
無駄で面倒だと気づくのではないかと思う。

分割式にすることで、
掌がベタ置きになることもあるかも。
一体型だと、
「どこへでも出張できるように」構えるが、
分割型だと、
「ここから動かぬ」みたいに掌がどっしりとなる感じがある。


肩を開くと、出張が面倒になる説もある。
「肩を開いたからには手首は固定」ということか。
「肩を狭め、腕を内側にすると、
外への出張は可能だが、
肩を開くとそれ以上外へは行きづらい」
という腕の構造上の問題があるかもだ。


いずれにせよ、
左右分割式は、一体型に比べて、
「ホームポジションから動きたくない」心理が、
強く出るキーボードだと思われる。

で、結局30%に至るのだ…


エンターもBSも使わないなら、
その外のキーもいらないよね…
数字段なんかも、
全部レイヤーキーで近くにバインドすればいいよね…
で、大体40%くらいになるよな。

無変換変換が、英数カナになってるらしいので、
左スペースと右スペースが二分割できればいいのでは?
などと思ってしまうだろう。
もっと親指に役割を与えれば捗るのでは、と。

そういう物理が欲しければ、自作キーボードになるわけだ。


その中間状態が見れて面白かった。

親指が痛くなるのは、
自作キーボードなら、
押下重が軽めの35gキースイッチを使うとか、
バネ交換して15gにするとか、
角が当たらないキーキャップをつくるとか、
いろいろ対策があるし。

あとは遊舎工房に行けば、
様々なレイアウトが体験できるから、
キースイッチやキーキャップなどのパーツも含めて、
ベストの組み合わせを選べばいいのだ…(沼



普段左右分割を使ってて、
一体型に戻ると、まあ遠くのキーでも押す。
でも良く観察すると、
「見ながら押す」ようになっている。
印字で確認して指先確認がわりに押す感じ。
ブラインドタッチではないんだな。

つまり、
「掌を動かしたくない」は、
ブラインドタッチの前提かも知れない。
posted by おおおかとしひこ at 14:05| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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