以下のようなツイートを見つけたので。
> 一時期Colemak配列を練習してた時期もありましたが、母音が小指に集中してるせいで小指が死ぬので諦めました。w
Colemakの中段だけ採録すると、
ARSTDHNEIO
…たしかに。
最も頻出するEはさすがに中指だが、
A小指、I薬指、O小指か…
ついでに、
UYが右手上段中指薬指なので、
ローマ字にするには、
なかなか薬指小指が忙しいだろうな。
Colmakは英語を打つための配列で、
英単語の構造は、
母音に複数の子音がぶら下がり、
それが数音節繋がる感じだと思う。
だから煩雑な子音の組み合わせをタイプするために、
人差し指と中指をフルに使って、
一単語に高々数回しかないマイナーである母音を、
マイナー指に担当させよう、
ということなのだろう。
これは英語では合理的な判断だと思う。
僕は英語はネイティブでないので分からないが、
母音よりも子音の流れで、
言葉を認識してるんではないかとすら思う。
(ヘブライ語が子音しか記録してないのも、
その感覚に似ている気がする)
一方、日本語は母音がメインのような気がする。
どのカナも子音+母音の構造だし、
韻は母音で取るしね。
外人が日本語の一カナ一カナ発音するやり方に慣れられないのは、
発音の構造の差異を示していると思う。
言語学的な知見はないので、
あくまで経験的な見方だけど、
こうした子音と母音の重要度の開きがあるように思われる。
で、Colemakをローマ字に使うのは、
かなりしんどそう、と。
ローマ字は左右に子音と母音を分離した行段系が、
一番素直に打てるんじゃないかと思う。
ただ連接まであまり考慮してないだろうから、
そこまで考えられたカタナ式なんかはいいと思う。
もちろん、左右に子音母音をミックスしながら、
最適化を考えられたローマ字が最強のような気がする。
(しかし実質存在しない)
僕はすでにローマ字打鍵方式にはなんの興味もなくなってしまった。
簡単なカナ配列(新JIS、月、薙刀式)のほうが、
その辺の人のローマ字よりはるかに楽で速いからだ。
nヶ国語を同じ配列で打てるのは、
人類の夢だろうが、
十得ナイフみたいな中途半端さになるのかもね。
2022年01月09日
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