雑誌掲載時と単行本でだいぶセリフが違って、
全然別の話ともいわれる反乱編。
僕はリアタイで脱落して、だいぶあとになってコミックスで見たが、
これ面白かったんだっけ?という感想しかなかった。
以下のような証言を見つけた。
> 雷炎が『(次の総帥は)このオレだ!』みたいな事を言ってた記憶が
ああ、これなら分かる。
次期王位争奪戦だったんだ。
コミックスでは、
死紋と夢魔が、雷炎や十蔵を配下に、
風魔乗っ取りを試みただけに見えたが、
だったら顔の包帯のグルグル巻きで、
コスモの戦士にミスリードするあのビジュアルはなんだったんだ、
になってしまう。
おそらく、
次期王位争奪戦があり、
それにコスモの戦士が参加したとミスリードして、
実は死紋の部下が化けた姿で、
そこに本物の小次郎たちが見参、
というのをやりたかったのでは?
となると、偽コスモvs風魔(霧風、小龍、劉鵬)の、
対決があったのかもな。
ただ聖剣戦争で聖剣は破壊されたため、
次の兵器、ないし忍術のアイデアが必要だったが、
そこがなかったんだろう。
マインドコントロール以外新技がなかったし、
たとえば雷炎が雷炎陣みたいな絶対防御壁みたいなのを持ってても良かったんだよなあ。
武器のアイデアで言えば、
神の作った聖剣に対して、
悪魔の作った魔剣があれば、
それに呼応して聖剣が復活したりすれば、
話は聖剣戦争から盛り下がらずに進められたかもしれない。
(また剣?という拒否があれば、
剣以外の槍や斧などの武器や盾にしてもいいだろう。
そのへんが聖闘士星矢に突き当たるのかもだが。
そういえば柳生暗殺帖って魔剣だったんだっけ)
反乱編は、
その準備期間中に、
準備に失敗して展開を見失い、
一人ずつ風魔を殺すことで持たせた、
失敗編だったと思う。
(唯一の素晴らしいアイデアは、
「マインドコントロールを受けないマインドコントロール」
だけだ)
王位争奪戦だとすれば、
王位(次期総帥)がマクガフィンとなって、
機能したストーリーになったろう、
と想像することができた。
そうなれば、
たとえば風魔忍術vs魔剣装備の反乱軍となって、
霧風が死なない世界線もあり得ると思う。
(もちろんその最中で命を落としても良い。
霧風の死は、そこで死ぬのはあまりに理不尽で、
話が盛り上がらないから死ぬことで盛り上げたのが、
バレバレだからつまらないのだ)
なるほど、当初の構想を読み取れば、
反乱編を再構築することは可能かも知れないなあ。
当時のジャンプが読める図書館に行きたいな。
国会図書館へ行けばいいのかね…
(「次回、劉鵬vs黒獅子!」の適当予告が、
第何号のどこかも特定したい。
完全版が掲載ページの完全再現だとすると、
後ろの方のジャンプ次週予告とかだったのかなあ)
2022年07月16日
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