2022年01月21日

【薙刀式】レイアウトコンテスト

配列オタクは基本論理配列だけで、
物理配列まで手を出さない人が多いけど、
自作キーボードの世界では、
物理配列かつ論理配列を、
色々いじって最強を目指している。

サリチル酸さんが開催した、
「オレの考えた最強配列集まれ!」的なコンテストが、
大変面白かったので。

「GL516レイアウト」コンテストのまとめと発表をするよ!
https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/gl516-layout-contest


サリチル酸さんの開発した一体型ケース、
GL516に入るレイアウト縛りで、
興味深い配列コンテストやろうぜ、という企画。

実際に配線してPCB発注前提にしたものから、
コンセプトレベルまでグラデーションは様々だが、
自作キーボードの可能性を垣間見れる、
興味深いコンテストだ。


見るべきポイントはいろいろある。

・よくあるキーキャップセットだけで組めるか
 (なるべく印字が一致するか)、
 それとも適宜調達とするか
・4指のレイアウト
 (ロウスタッガード、コラムスタッガード、シンメ、格子など)
・左右の手を離すか、密着か
 離すとしたら真ん中に何をおく?
 (テンキー、ロータリーエンコーダが主流。
 真ん中モデファイアは新鮮だった)
・左右の手のハノ字の角度
・親指の機能
 (単打、モデファイア、レイヤー)

印字のないキーは、レイヤーキー+何かにバインドされる想定だろう。


詳しく読み込まなくても、
ざっとレイアウトを斜め読みするだけで、
そのバラエティと、
結局一意に決まらない感じが、
とても興味深い。

僕は36キーで十分、
ていうかそれ以上のキーを使いこなせないので
(レイヤーに畳み込んですべてブラインドタッチ)、
みんな沢山キーを使ってるなあ、
なんて感心する。

こういうのを見ると、
MiniAxeのミニマルさに改めて驚くな。


使いやすいキーボードってなんだろう?
物理レイアウトと、論理レイアウトと、
両方のせめぎ合いがあると思う。
どちらかだけでも足りないと思うんだよね。

僕は論理配列の側からキーボードを見ているけど、
こうした物理配列の工夫はたいへん面白い。
いや、ていうか3Dにですね…(以下略


また、キーボードというのは面白いもので、
使ってるうちに慣れてきて問題なくなるやつと、
ぱっと見良かったのに使ってるうちに違和感を感じるやつがある。
それは見た目だけじゃ分からなくて、
体感覚でしか分からないんだよね。

このうちいくつが物理界に受肉するか分からないが、
触ってみて判断したいねえ。
posted by おおおかとしひこ at 21:37| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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