ストロークの深さと、
配列の相性ってあるのかな、という話。
アクチュエーション/トラベル表記すると、
静電容量、メカニカル…2/4
メンブレン…4/4
パンタグラフ…2/2
メカニカルchoc…1.5/3
という関係だ。
僕はMacのパンタグラフで育った撫で打ち派なので、
ストローク2mmぐらいでいいんじゃないかと思っている。
おそらく、
4mmの深めのストロークだと、
突き刺し打ち派が多いと思う。
もともとこれの方がピアノの打ち方で、
指先で下に突き刺すように打つやり方だ。
このストロークだと撫で打ちがあまり機能しない。
キートップの凹みも大きいし。
一方2mmのストロークだと、
撫で打ち派が多いと思う。
キートップは平らで、突き刺し打ちだと突き指しそうになるだろう。
この二大流派だと、
薙刀式は撫で打ち向きだと思うんだよね。
なぜなら、アルペジオ打鍵が薙刀式の気持ち良さだからだ。
アルペジオは、
撫で打ちのときのほうが気持ちいいのではないか?
もちろん突き刺し打ちでもアルペジオ出来るだろうが、
突き刺し打ちのアルペジオは、
同段アルペジオ、特に中段アルペジオに限られるような気がしている。
指を丸めた状態で、
異なる段のアルペジオは突き刺しにくいのでは?
と思う。
一方、撫で打ちは指を伸ばして、
指の腹を使って打つから、
JIやMKなどが大変打ちやすくなる。
(逆に指の長さが違うから、中段アルペジオは打ちづらくなると思う)
異なる段であろうが、指の長さに合ってるアルペジオなら、
突き刺し打ちよりも楽で速いんじゃないか?
薙刀式のアルペジオは、
こうした指と打鍵の特徴を利用している可能性が高い。
というのも、以下のツイートを見たからで。
> 薙刀式日本語入力をリアルフォースで打ち込むとストロークが深すぎてどうもしっくりこない。30g仕様なんだけどね。ノートパソコンのストロークの浅いほうが合っているのかもしれんなぁ
> お尻タッチおじさん@akichango
リアフォ30なんて極上のキーボードで、
ノートPCから移行して不満が出るとすると、
撫で打ち主体では?
と思ったからなのだ。
犯人はストロークではなく、
突き刺し打ちじゃないかと感じた。
飛鳥のぬるぬる繋がる運指は、
中段アルペジオが多いが、
異なる段のアルペジオも沢山使っている。
新下駄のアルペジオは、
中段が多く、
異なる段は外→内にほとんど統一されている。
飛鳥はノートPCで開発され、
新下駄のkouyさんはリアフォユーザーだから、
飛鳥は撫で打ちメイン、
新下駄は突き刺し打ちメインなのでは、
と推理してみた。
ノートPCのパンタグラフが広まる以前の配列、
つまり親指シフト、qwerty、JISカナ、
新JISあたりは、
すべて突き刺し打ち前提の配列の可能性がある。
おそらく月あたりもそうだろう。
突き刺し打ちが常識であった時代から、
今はパンタグラフの方が優勢なのかな。
撫で打ちの方が多いんじゃないかなあ。
撫で打ち前提の配列の方が、
今の時代に合うかも知れないね。
自分が突き刺し打ちなのか、
撫で打ちなのか、
自覚することは結構難しくて、
極端な二つをやったときに、
どっちがより近いかで判断するといいかな。
突き刺し打ちは、指の第二関節を90度曲げて、
そこから先だけを下に下ろすようにして、
指先で触れる。
撫で打ちは、指を全伸ばしにして、
指の腹で縦や横に撫でるように触れる。
自分の逆の打鍵法で、
今使ってる配列に違和感があるならば、
その配列はその打鍵法に向かない可能性があるね。
ちなみに僕の場合、
薙刀式…撫で打ち
qwerty…撫で打ちだと打ちづらい
な感じ。
その他を実験したいと思ったが、
実戦レベルで打てるほど覚えてなかった…
客観的な要素なのか、主観的な要素なのかは分からない。
でも、
異なる段のアルペジオ=撫で打ち=薙刀式
あたりの方程式はありそうだ。
薙刀式を使ってみたがイマイチだった人は、
パンタグラフで使ってみてはどうかな。
結局今使ってるキースイッチが、
メカニカルなんだけど改造してパンタグラフ並みのストロークで使ってるのも、
そうした無意識のなせる技かもしれないなあ。
2022年01月23日
この記事へのコメント
コメントを書く