つくってみた。
使用したマグネットは三種。
リング型のマグネットで、
https://www.neomag.jp/shop/magnets/category_search1.php?misumi_id=&shape_id1%5B%5D=3&grade_id=&magdir_id=&coating_id=&gauss=&gauss_tole=&force=&force_tole=&temp=&temp_tole=&size1=&size1_tole=&size2=&size2_tole=&size3=&size3_tole=&size4=&size4_tole=&gauss_a=&gauss_b=&force_a=&force_b=&temp_a=&temp_b=&size1_a=&size1_b=&size2_a=&size2_b=&size3_a=&size3_b=&size4_a=&size4_b=
から、
A: 4×2×1(外径×内径×高さ)
B: 3.5×2.5×1.5……これだけ価格が高い
C: 4×2×1.5
を試す。
Cは高さが入らないかな。
Aは悪くない。
かつてやっていたエラストマー樹脂の改造みたいな、
ふわふわ感が得られる。
(レッドカーペットと形容した)
ただ押下重がやや重い。
35gらしいが、もう少し重く感じるのは、
底打ちの反発力によるものか。
人差し指、中指にはいいが、
薬指、小指にはやや重い感覚。
ちなみに親指だと押しっぱなしのシフトがやりづらい。
相当底の方の反発力が強いんだな。
Bはそれより弱いが、
チャタリングがむごい。
3回に2回はチャタリングするので、
使い物にはならなかった。
QMK側でデバウンスをコントロールすればあるいは?
軽くてチャタリングがないのがあればベストなのだが…
Aを軽くするには、
非磁性体を間に挟めば磁力は落ちると予測される。
とりあえずマステを貼るかな。
直径4mm円に切り、中央に直径2mmの穴を開けるのは、
かなり大変そう…
以下、やってみて分かった作業のコツ。
1. 金属製ピンセットを近くに置く。
ファンブルしたときに貼り付いて、
なくさない可能性がかなりあがる。
強い磁石なのでピシッと貼り付いてくれる。
(うちはスチール机なので、落とした時に足にも貼り付いてくれた)
スイッチを開けたことのある者ならば、
誰もがバネがビヨーンって飛んでいき、
二度と見つからない経験をしたことがあるだろう。
開け外しのタイミングだけでなく、
ちょっとピンセットで掴み損ねて、
プィンって跳ねさせた時もあるよね。
(マグネットだからこれはないけど)
この確率が格段に下がる。
2. ステムは自分の目に向けない。
結構な反発力があるので、角膜に食い込めば失明もありえる。
バネの力の比ではないので。
半分沈ませた段階で、
72Pのバネの倍くらい(体感)。
透明ゴーグル買っといたほうがいいかも。
3. 色を塗る。
2個貼り付けた状態で、外側面をマジックで塗った。
異なる色同士が反発することがわかるからだ。
なおゼブラのマジックだったが手で触ると取れる。
多少黒くなりながらの作業だが、
どっちがどっちか1/2のギャンブルをやるよりよい。
4. 爪楊枝を活用せよ。
爪楊枝は非磁性体である。ピンセットが使えないので、
手と爪楊枝で勝負だ。
トップハウジングを下にして、ステムをセット。
→ステムに一個目を入れる
→ステムに二個目を入れる(マジックで表裏区別)が、
反発力で飛ぶため、抜けないように片手で抑える
→これを爪楊枝に持ちかえる(最初から爪楊枝で抑えても良い)
→余った手で、ボトムハウジングを上から被せる
→爪楊枝を抜くのと同時に、ハウジングを噛み合わせる
が一連の流れ。
この時に磁石がすっぽ抜けるのが、
一番あり得る事故だ。
沈んでた距離にもよるが、気をつけられたい。
体制が崩れてやべえってなったら、
ピンセットに近づければパチッて吸い寄せてくれるので、
最初からやり直せるぞ。
さて、マステを4の2で切る方法を探すか…
ポンチ穴を開けるカッターを買うか、
根性で切るか…
シリコンリングの小さいやつがあればそれを挟む手もある?
原因が空気だったことがあります。
組付けるとリング磁石とステムのピンで
上から塞ぐよう形になる。
その塞がれた箇所にステムを押し下げて
空気がうまく抜けずにステムを押し戻す。
その空気圧と磁石の反発力が合わさって
重い感触になっている。
その場合は空気が抜けるようにすれば良いので
下側の磁石をプラス公差の磁石に交換します。
Φ2.0〜2.1の内径の磁石を選んで使います。
これ目的は空気が抜けやすくすると同時に
ステムと磁石の抵抗の軽減もかねています。
磁石の選別はステムのピンに入れて傾けて
スルッと抜け落ちるのを下側に使います。
精確に選別する方法はφ2の真鍮棒かパイプに
軽く通る磁石を選びます。
デジタルスケールを入手したので
どのぐらいの重さでキーオンするか調べました。
Gateron Pre-lubed 3 Pins Linear Sliver
1oと1mm 13gをのせるとキーオンしました。
(13gにキーキャップの重さを含む)
1.5oと1o 23gでキーオンしました。
(23gにキーキャップの重さを含む)
ああ、空気圧、なるほど。
BOX系のスイッチのなんかふかっとする感じ、
空気圧じゃないかと勝手に思ってるんですが
(密閉性も高いし)、
あの体積で効くファクターなのか実感がないので。
(でもプチプチくらいだと思えばそこそこ?
CAP系は下に空気穴がある構造だしなあ…)
色々非磁性体を挟み込む実験をしてみましたが、
「木工ボンドでコーティングする」が、
いい感じでした。
あとで記事にまとめます。
まだ数作ってないので、バラつき加減がよくわかってない感じです。