薙刀式の総打鍵効率は1.3、
アクション効率は0.97。
qwertyローマ字の1.7と比較してみよう。
1カナを出すのに、
頻度的平均で、
打鍵するべきキーのすべての数
(シフトキーも含む)を、
総打鍵効率と呼ぶことにしよう。
qwertyローマ字は1.7。
薙刀式は1.3。
(カナ系新配列は、おおむね1.2〜1.4くらい。
親指シフトが意外と悪く1.4、
JISカナはほとんど単打のくせに、
句読点などにシフトをつかうため1.2)
同様に、
同時押しを含む1動作を1アクションとして、
1カナを出すのに必要なアクション数で考えるものを、
アクション効率と呼ぶことにしよう。
qwertyローマ字は順次配列なので変わらず1.7。
薙刀式は通常シフト動作も1アクションとして、
連続シフトを数えなければ、
0.97。
1モーラを1アクションで打てて、
拗音が1アクション2文字なので、
その出現率分得している。
総打鍵数が肉体的疲労、
アクション数が心理的疲労、
のような気が僕はしている。
薙刀式は、
アクション数が少ない配列で、
新下駄、シン蜂蜜小梅と同等だ。
新下駄やシン蜂蜜小梅は同時シフトだけど、
薙刀式は通常シフトで、
やや手間がかかる分連続シフトがあるので、
チャラだとざっくり考えよう。
アクション数が少ない配列は、
心理的負荷が低い。
つまり、「思った文字が出る動作が速い」
感覚になると思う。
同じことをやるにしても、
動作数が多いとめんどくさくなる。
せっかく沢山のことを考えても、
表すことが億劫になる。
「ちょっとの手間なのに」と出来る人はいうが、
「そのちょっとの手間が嫌」なのが出来ない人だ。
アクション効率がいいことは、
そのちょっとの手間を省けるから、
脳との直結具合を示す尺度ではないかと考える。
薙刀式を使ってて何がいいかというと、
この脳との直結具合だと思うんだよね。
よく使うフレーズがアルペジオや連続シフトになってるから、
そこでもアクション効率がよく感じる。
「思ったことが、
手間なく出せる」は、
筆記用具としての性能の良さではないかと考える。
引っ掛かりのないボールペンみたいな。
一方、総打鍵効率は、
指や腕や肩の、肉体的疲労と関係している。
(指の使用分布などもあるが、ざっくりと考える)
肉体的疲労の1万打鍵=心理的疲労の1万アクション
みたいに両者は同じ尺度なのか、
比例係数があって、例えば
肉体的疲労の1万打鍵=心理的疲労の5000アクション
なのかは分からない。
実際の文章では、
変換や確定などもあるため、
1万字(変換後)に経験上2万近く打鍵していることがわかっている。
変換や候補選択や確定も打鍵でありアクションであり、
肉体的疲労(沢山書いて体がつかれた)と、
心理的疲労(沢山吐き出して指示してつかれた)を、
足していると思われる。
薙刀式は、
ローマ字方式にくらべて、
アクション効率による脳負荷は、57%に、
総打鍵効率による肉体負荷は、76%になっている。
実感でいうと、
ローマ字よりも6割ぐらいの楽さになっている感じだね。
なんとなくだけど、
ローマ字は、
脳が先に疲れて、肉体はまだ元気な感じがする。
薙刀式は、
脳はまだいけるが、肉体が先に疲れる気がする。
どっちがたくさん書けるかでいうと、
薙刀式なのだが、
肉体の疲労が最近気になっている。
とはいえ、総打鍵効率は、
とてもいい配列でも1.2程度で、
そういう配列はQPTYあたりも使うので、
肉体の負荷が上がってくると思う。
疲労度は人によるだろうし、
主観的な感覚でしかなくて、
客観性がないから難しい。
qwertyローマ字にくらべりゃ、
新配列はなんでもものすごい効率化な気がするが、
だとするとあとは好みなのかしらね。
ほんとは複数配列を同じ練度にして、
実感の違いを語りたいのだが、
カナ配列同士は容易に干渉するので、
最近は薙刀式の記憶しかないなあ…
(色々手を出してみたカナ配列は全部忘れた)
2022年02月03日
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