昔choc派になりたかったのだが、
MXスイッチの方が遥かにメーカーが競い合っていいのが出てるので、
ずっと放置してたのであった。
Red Pro以降に色々出てるのを知り、
ちょっといじってみた。
現在3Dプリントで苦戦中
(データは出来たがDMM.makeのプリント規定にひっかかる。
具体的に言うと薄すぎる)
の立体キーボード「静36」は、
chocスイッチを想定している。
小指をギリギリまで下に下げたいことと、
人差し指伸ばし下段と親指キーの、
スイッチ同士の干渉を避けるためだ。
で、
ノーマルのchocじゃイマイチだなあと、
設計の逃避がてら色々いじってみた。
結論から言うと、
いつものシリコンシートを貼るのがよさげ。
ベース: choc v1 purple(25g)
バネ: choc 30g
用意するもの: シリコンシート0.5mm厚、
硬化して柔らかくなるタイプの接着剤
(コニシボンドの靴ピタを使っている)
ルブ: Krytox 205 g0と、ボナンザ
1. トップハウジングの、
ステムの両肩が当たるところに、
シリコンシートを細く切って貼り付ける。
これで戻りの静音化+トラベリング-0.5mm。
2. バネを30gに。
25gだと底打ちが痛すぎるので、30gに交換。
Red Proの35gだと重く感じたので、
この辺りは個人的感覚が影響するかも。
3. ボトムハウジングの中敷きにシリコンシートを貼る。
これで底打ちの衝撃吸収、静音化、トラベル-0.5mm。
4. ルブは二種類ためす。
ボナンザはスルッとしていいんだけど、
初動にカクツキが起こることがある。
原因不明。静止摩擦から動摩擦への移行が、
あんまりなめらかじゃない。
205は遅いんだけど、
ぬるっとしててどの状態でも応答性が同じ。
なので好みで205で。
トラベリングが-1mmになってることで、
少しはロングスプリング化してるのかね。
ふつうに30gで打つより、しっとりした打鍵になった。
プラ板などでもっとトラベルを減らす手もあると思う。
chocのリニアの打鍵感って全体的に安っぽいんだよね。
スイッチやキーキャップが軽いから、
筐体自体が小さいため軽いから、
などが理由なのか、
スイッチ自体の問題かは追及していない。
とはいえ、スイッチの種類自体が出ていないため、
1.5mm/3mmが、1mm/2mmになっただけ、
マシだと思うか…
MXに比べて、chocはスイッチもキーキャップも種類がないから、
いまいち流行らないねえ。
薄さ自体はすごく好きなのだが、
もうちょっと高級スイッチみたいなのが出ないかな…
2022年02月17日
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