tkenさんが定期的に月光のタイピング成績を上げてるのは、
「とくに話すこともなくなったが、新配列はいいぞ」
とアピールするためでもあったか…
(たぶん新下駄のkouyさんもその目的もあると思う)
それは一定の効果があると思うんだけど、
僕は別の道を歩くことにした。
タイピングゲームの成績だけだと、
「早打ちのためだけの道具」と誤解されるのが嫌だなと思ったのだ。
あと、僕はたいして手が早くないので、
「○○配列に負けてるやん。雑っ魚」とか、
「新配列って言ってもmiriさんに勝てないんじゃ意味ない」とか、
誤解されることを避けた。
反論は簡単で、
「配列単独と、使い手の実力は、分離すべき」
なんだけど、
でも使い手が無双しないとメソッドの優秀さを示せない、
という矛盾があるんだよね。
これは「空手は強いのか?」
「世界最強の格闘技は何か?」
とかで散々議論された話で、
メソッドの優劣と、個人の優劣を分離するべきであり、
メソッドと使い手個人の相性を評論しよう、
などという成熟した議論になっているはず。
だけどそれを経てない人は、
「○○は強い/弱い」と、メソッドと使い手を未分離のまま、
一緒くたにする傾向がある。
(そして評価軸も一次元になりがち)
「男なら戦うべきだ」「女なら黙ってろ」
「大阪人は面白いはず」「黒人は運動能力が高い」
などという偏見と、同じ構造だ。
僕はこの無知に巻き込まれることを避けたくて、
薙刀式でのタイピングゲームの追求をやめた。
まあ、そもそもタイプウェルSSあたりで飽きたんだけど。
あんまり使わない言葉が多くて、
「これやる意味あるのか」と疑問に思ったのがきっかけ。
ということで、
「単に早打ちのための道具である」の俎上に登らない選択をしたので、
「早く打って終わり」ではなくて、
「書き続ける持続」という戦略を僕はとった。
ほんとうに使える配列なら、
長文を効率よく生産して、
なおかつ身体にダメージを与えず、
最長不倒を伸ばし続けられるだろう、
という証明のようなものだ。
これだけ毎日書き続けているのは、
薙刀式がないと無理だからね。
ほんとは各記事にpowered by 薙刀式って署名したいくらい。
(typed byじゃないニュアンス。
体感的には、engined byくらいの造語をしたいニュアンス)
まあ、そもそも薙刀式は、
タイパーたちに勝つことが目的ではない。
小説や脚本を書くのに、
いかに俺に負担をかけないか、でしかない。
賞などを取ったり出版したりして結果を出すまでは、
とりあえずこうして日本語入力周りのことを出力するよ。
そもそも現行の日本語入力には、
疑問に思うことがたくさんあり、
その周辺を考え、
良くしたいことはたしかなので。
2022年02月16日
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