3Dキーボード「静36」は、
MiniAxe+サドルプロファイルで出せなかった曲面に成功している。
結線せずに空打ちしまくった印象メモ。
1. 狭ピッチ、かつ変ピッチ。
2. コラムスタッガード。
3. 親指部分のオーバーハング。
4. 外側指を放射状にすること。
1. 狭ピッチ、かつ変ピッチ。
choc v1を使うことで、
最小15ピッチ程度を実現。
(スイッチ穴は14mmなんだけど、
めり込まないための0.5mm幅のエラがついてて、
それ込みだと15mm角)
とはいえ、指は等間隔ではない。
自然に指を構えると、
中指と薬指の間が詰まる。
薬指と小指の間は、広くなる。
そんな感じに合わせてある。
単なる狭ピッチだと、小指近辺が窮屈になるんだよね。
2. コラムスタッガード。
格子配列から離れたことで、
中指薬指を前方に出せた。
サドルプロファイルではキーキャップの天面を傾けて、
この差分を吸収しているが、
今回はその無理をなくし、さらに自然になったと思う。
3. 親指部分のオーバーハング。
これが一番やりたかったかな。
人差し指伸ばし下段と親指キーを極限まで近づけようとすると、
スイッチ部分をオーバーハングしてめり込ませる
(もちろん干渉しないギリで)ために、
chocスイッチにしたのだ。
MXだったらこんなに近づけないだろう。
これでようやく「掴むように打つ」を、
手に入れられたわ。
親指シフトの「掴む」なんて言葉の綾にすぎないことが、
これを触れば理解できるだろう。
4. 外側指を放射状にすること。
外側指をただ伸ばすだけで打てる位置は、
放射状になると思われる。
今回はベストではなかったが、
やったほうがいいと分かった。
もちろん、これは空中配線初体験用の試作なので、
完全な打鍵感ではない。
骨組みが細く軽いため、
たわみが結構あり、強打すると筐体が動いてしまう。
実際はインテグレートマウントにするので、
剛性は上がるだろう。
意図的に重りみたいなパーツつくるかなあ。
反響抑えて消音にもなるだろうし。
しかし全体的にコンパクトで、
かなりいいものになったと思う。
今年年末のアドベントカレンダーで完成報告出来るといいが…
2022年02月17日
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