2022年02月19日

【薙刀式】合理性と適応力

Twitterから引用。改行は見やすいようにした。

> 自作キーボードを作って思ったことは、

> 変態配列でも使えば慣れる、
> 打ち心地は大事、
> 親指には複数の機能を割り当てるべき、
> レイヤー機能超有能、
> 使用中はLEDとキーの印字は見ないけどデスク上の雰囲気は雰囲気上げに大事、
> ハイフンをホームポジションに移動するの有効、

> などなど。海老式@denkitrope


これらは、
「しばらく使った後でないと分からないこと」であり、
5分とか30分触っただけでは、
分からないことだと思う。
ましてや写真や動画でもだ。

ブラインドタッチは何に似てるだろう。
習慣づけみたいなことだろうか?

「歯を磨くのとひげそりを同時にやるのは、
最初は無理だったけど今は無意識に毎日やってるわ」
みたいなことだと思うんだよね。
5分だけではわからないし、
写真や理屈だけ見ても、
「自分がそれを習慣化できるか?」
は、また別の話だと思うのだ。


現行キーボードには、数々の欠陥があると思う。

どうやったらより合理的で動線を整理できるか、
そして毎日使いやすくなれるか、
自作キーボード界隈では毎日しのぎが削られ、
日々技術が開発され進展している。
(たとえば打鍵感をよくするガスケットマウントや、
つまみでコントロールするロータリーエンコーダーは、
初期の頃では考えられない要素だ)

物理配列は未だに研究されているし、
3Dなんてほとんどの人が手をつけていない。

第一、合理的なキーマップはまだフィックスしていない。

だけど、
「親指とレイヤーを活用するべき」
というのは共通見解になってきたかもね。


具体的にどのように、は異論あれど、
手の使い方、論理の組み方は、
大きくは同じ方向に進んでいる気がする。

我々の手は似たような構造だ、ということかな。


SandS(Shift and Space)だけでなく、
Ctrl+BSとか、Shift+Enterとか、
Esc+Lowerとか、IMEON+Raiseとか、
Ctrl+文字キーとか、
組み合わせモデファイアも色々試されている。

まだ小説クラスタとの親和性は低い
(プログラミングだけでなく、プログラミング開発環境から整えないとだめなので)
から、
文字配列まで手を出す人は少数派だけど、
そのうちqwertyって合理的じゃなくね?
って共通認識ができると思う。

僕のおすすめは、
英語はqwerty、
日本語は好きな新配列にして、
CtrlやWinなどのモデファイアとの組み合わせだけqwertyに戻す、
というパターンが、
落とし所じゃないかと思っている。


人は楽な方に適応する。
一回楽を覚えたら元に戻らない。
適応力は、楽をするためにあるわけだ。
posted by おおおかとしひこ at 23:52| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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