という仮説。
ブラインドタッチが出来る日本人は、3割だ。
ほぼ全員qwertyだろう。
そしてできない7割もqwertyだろう。
日本人は寡黙だろうか?
居酒屋でワイワイしてるのを見れば、
寡黙とは思えない。
たくさん喋ると思う。
日本人は考えてないか?
沢山のTwitterを見れば、
考えてない人はいないと思う。
だけど、それをデジタル的に、
うまく発信できてると思えない。
思いの量や、考えの量が、
文字の量になってないと思う。
Twitterの文字制限のせいもあろう。
じゃあこうやってブログに書けばいい。
でもそんなにブログをやってる人は少ない。
文字量が追いついていない。
僕は、ほとんどの人が使ってる、
qwertyのせいだと思う。
だって僕がカタナ式、薙刀式にコンバートしてから、
飛躍的に自分の考えを書くのが楽になったからだ。
qwertyの頃に比べると、
薙刀式は3倍早く書けるようになった。
サイトメソッドの530字/10分と、
ブラインドタッチ1500字/10分の差だ。
qwertyがブラインドタッチできれば比較対象になるが、
僕はそれに挫折したことからこっちに来たのだ。
qwetyのブラインドタッチは合理的ではない。
最も使うAとBSとエンターが全て小指という不合理。
よく使うTYが人差し指伸ばし上段という不合理。
ホームキーのFJをほとんど使わない不合理。
句読点がIOのあとかならず段越えになる不合理。
指があちこちに飛び、その指の動線の整理されてなさ。
そして、1.7打/1カナという手間の多さ。
速度が3倍遅いことは、
同じことを書くのに3倍かかるということか?
そうではない。
考えを書こうとしても蒸発してしまい、
同じことは書けなくなってしまうと、
僕は考えている。
文字に書かれた原稿のように頭の中で出てきて、
それがベルコトンベアのように出力されるのではなくて、
「書きながら考えをクリアにしていく」
ということが、書くことだからだ。
喋る時も同じで、言いながら、考えを言葉にして説明するわけだ。
もし3倍自分の口が遅くなったら?
3倍時間をかけてしゃべるかな?
10分喋る内容を、30分かけて喋るかな?
10分でまとまる内容に、痩せさせるんじゃない?
qwertyは、そのように文章を縮めてしまう。
3倍濃縮された本質的なものになるかな?
本質的な文章を書くには、
沢山書いたものを圧縮する作業が必要で、
まず書き散らしたものが先行しなければならない。
だから初稿でうまく圧縮されているわけではない。
つまり、
居酒屋でワイワイやってる、
Twitterで沢山吠えている日本人は、
PCの前で急に高倉健になるのだ。
高倉健は、実は家に帰るとお喋りだったかも知れない。
表に出る役柄と、カメラの前だけそうしたイメージを演じていたと、
僕は思う。
だけど全ての日本人は、
本音を言うべきPCの前で高倉健になる。
なぜなら、qwertyが苦痛だからだ。
qwertyのいいところは、
僕はひとつもないと思う。
英語と共通のキーを使う点は利点にはならない。
なぜなら、
英語の頻出連接とローマ字の頻出連接はまるで別物であり、
二種類のブラインドタッチをマスターしなければならず、
共用できる部分はほとんどないからだ。
ちなみに二つの言語に合理化した、Harmony配列、Eucalyn配列などがあり、
これらはqwertyより優れている。
せいぜい、PC弱者が、
記憶負担を減らすことにしか寄与していない。
ボトムの底上げと、
全体を雄弁にすることは別の次元の話だ。
沢山ものを書きたい人は、
少なくともPC弱者ではない。
その人にブレーキをかけているのはqwertyだ。
たくさん喋って、たくさん書こう。
居酒屋のようにだ。
日本人は全員高倉健ではない。
生産性の低さは、PCで寡黙になるからではないか。
qwertyを薙刀式に変えれば、
結構居酒屋に近くなるんじゃないか。
日本でTwitterとLineが流行ってるのは、
フリックのお陰だと思う。
qwertyのお陰じゃないよね。
qwertyしかスマホで使えなかったら、
TwitterもLineも今お通夜だろうね。
そして、TwitterやLine程度の文字数が限界なのも、
フリックの限界だと思う。
15分までしか居酒屋にいれない、みたいな感じ。
薙刀式なら、朝まで飲めるぞ。
2022年02月20日
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