連続シフトの雄、飛鳥はどうだろう。調べてみた。
「ね」は左シフトXという、あまりいい位置ではないが、
同手シフトなので打ちやすさがマシになってる位置。
【】を左シフト、〈〉を右シフトとする。
ね。 【X.】
よね 【IX】
ねえ 【XM】
もね 〈.〉【X】
すね 【KX】
どね 〈I〉【X】
がね 【DX】
と、ほぼ左連続シフトに揃えられていて感心した。
おおむね左右交互打鍵になっていて、
左右に意図的に振り分けている感がある。
連続シフトかつアルペジオには、
もっと出現率の高い連接を当てているだろう。
「も」「ど」だけが右シフトのため、
「もね」「どね」がバタバタするが、
それ以外は同面連続シフト。
なるほど、飛鳥の強みは、
連接しやすいカナを同じ面に置き、
連続シフトすることにあるわけだ。
そのために、
薙刀式の表裏の2面よりも3面あったほうが、
2グループどっちかしかない、
という状況を避けられるんだろうな。
新下駄、飛鳥とも、
シフト面を複数持つことで、
こうした運指の連続性を確保しているのだと、
この「ね」の例からも理解できた。
これは記憶負担とのトレードオフになり、
まさに、
「覚えるのはしんどいが、覚えれば最強」
を実現してるんだなという感じ。
「コストを無理してでもいいから、
最高の効率を手に入れたい」人は新下駄か飛鳥、
「さくっと二週間程度の練習で、
快適(ベター)な日本語入力をしたい」
という人には薙刀式、
という住み分けがあるのかもね。
あとは運指記憶の保守か。
薙刀式は50キーの組み合わせだが、
100近くあるキーの組み合わせは幾何級数的に増える。
手続き記憶は忘れにくい性質があるというが。
このへんは新下駄や飛鳥を使ってたが、
しばらくやめていて、再び使った人、
という証言が必要だなあ。
2022年03月07日
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