2022年03月17日

なぜXはAをしたのか?

行動と動機、理由を考える練習。


なぜXは…

・殴ったのか?
・逃げたのか?
・裏をかくことが出来たのか?
・フライングしてしまったのか?
・告白できなかったのか?
・裏切られたのか?
・浮気したのか?
・隠していたのか?
・戦争をはじめたのか?
・宿題を忘れたのか?
・成功できたのか?

なんでもいいので、パッと2秒くらいで考えたまえ。
2〜3個考えて良い。
バリエーションを10個考える訓練も良い。

失敗の理由を考える方が簡単かもね。
成功の理由を考えるのはとても大変だ。


結果を先に見せて、原因を遡るのは、
ミステリーの基本だ。
ミステリーに限らず謎で引っ張ってそれを明かすタイプは、
こうした因果を逆順で考えるトレーニングが役に立つ。



さて、第二のレッスン。

・なぜXは成功できたのか?

の理由を適当に10個考えなさい。
成功の内容はなんでもよくて、
バラエティがあったほうが考えやすいかもしれない。

たとえば、
・計算し尽くしたから
・ラッキーだったから
・助けてもらったから
・チームが機能したから
・強いモチベがあったから
なんてのが出てくるに違いない。

この理由をそれぞれ、
123456…とする。

では、
なぜ成功1ができたのか?をまた2〜3個から10個考えなさい。
これを成功10までやりなさい。


さてこれは、
あなたはどんな成功ルートを、
手持ちのカードとして持っているか?
というテストだ。

順当な成功ルートだろうか?
他人任せのメアリースーばかりか?
意外なルートはあるか?
奇想天外か?
平凡であまり面白くないか?


これまで書いたパターンばかりだろうか?
もしこの中に、
一度も書いてないパターンがあるなら、
一度その理由で成功する話をプロットで書いてみたまえ。
自分に書けなかったパターンを身につけられるぞ。


同様に、
なぜ失敗したのか?
を10個やり、その前を2〜3個考える。
そうすると、失敗ルート、成功ルートの段階的マッピングができる。

さらにそれらを組み合わせて、
成功→失敗→成功、みたいなルートを作れるかを考える。
成功→失敗→失敗でもいい。
失敗→失敗→成功でもいい。
これを雛形にすれば、ほぼプロットになってくるぞ。
posted by おおおかとしひこ at 05:56| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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