原始的な欲望を考えよう。
人の喧嘩、対立
競走
肉弾戦
頭脳戦
上手くいくかもという期待
ダメかもという絶望
人の破滅
愚かな、あるいは悪い人が報いをうけるさま(ざまあ)
あまりにも過酷な環境
圧倒的な何か
甘くて優しいなにか
狂気
爆笑するなにか
ほっと安心したいなにか
他に何があるだろう。書き出してみよう。
そしてここからが重要なのだが、
それを、シャシンではなく、シバイで書くのである。
それが脚本だ。
CGや音楽や照明やロケーションではない。
人と人、たくさんの人が、
よーいスタートで動き、セリフをいう(時に無言)ことで、
できる内容でそれを構築するのである。
映画は現実ではない。お芝居である。
お芝居なのに、そこに真実味があるから、
時に真実を超える。
人は人の何を見たいだろう?
理想は、それがひとつじゃなくて、
アラカルトとして幕の内になってることだね。
一個の味じゃ飽きちゃうからね。
感情を振り回されるのが、
人が見たいものだぜ。
あと、特に見たいと思ってなかったのに、
不意に見させられた時にも、
案外心は動くものだ。
2022年03月23日
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