2022年03月17日

【薙刀式】1モーラ1アクション

月やローマ字の、数打でカナを出すよりも、
同時押しで1モーラを出せる配列の方が、
創作向きであると考える。


動作数が多いものは、
脳の認識が一つではないと思う。
脳は動作の数で認識しているように思う。
だから動作数が少ない方がいいと思うわけで。

これの根拠はなく、経験的主観だ。

一動作が1カナに、さらには1モーラになってることで、
出力する動作と出力する文字が、
一致している。

脳の一文字と動作が一致していることで、
文章が扱いやすくなり、
考えの方に集中できると思う。


日本語は原稿用紙一マスに一文字を書いていく言語だ。
英語は数文字を一塊にしてスペースを開けていく言語で、
これはタイピングの感覚と一致している。
日本語は書く感覚とタイピングの感覚が一致していない。

仮に、二マスに一文字を書くルールで、
時々一マス文字や三マス文字が混在する、
となったら、
原稿用紙での執筆は困難を極めると思う。

内容を考えるよりも、
原稿用紙の作法に気を取られることになると思う。

僕がローマ字方式に感じている疑問はそこだ。

単純に打鍵数の多さという手間よりも、
思考にリソースを全振りできない感覚が、
解せないのだ。

コロナになってから在宅基本なので、
もう全然ローマ字を打っていない。
その必要も必然性も、
ローマ字を打つメリットもない。
(Adobe系とDvorakJが競合する現象がたまにあるが、
DvorakJを再起動すると大体治ることがわかった)


「同時打鍵系は速度に限界がある」なんてのは、
秒間8文字とかの大道芸の世界の話だ。
10秒で80カナ、10分で4万8000カナを書く人だけが、
気にすればいいと思う。

僕は大体20分で2000字(変換後)くらい、
一時間で5000字くらい、
二時間で8000字くらいが限界だな。
それも毎日ではなく、
書くべきものがそれだけある時に限られる。

そんなときに、
一マスを一動作で埋めていく感覚の方が、
内容が影響されないと思う。

1〜3マスを一文字にするようなやり方では、
それに気を取られて、
内容の純度が何割か目減りすると思う。

もちろん慣れた方、やりやすい方でやるべきだ。
だが新配列を使わない限り、
1〜3マスを一文字にするようなやり方しかないのが、
デジタル日本語の問題だろう。
(フリックは一動作で一文字ではあるが、
濁音や小書きは二打いる)



薙刀式は1モーラ1動作で打てる。
シフト文字だけはDvorakJの実装上通常シフトだけど、
QMK薙刀式などの他の実装では同時シフト(かつ押しっぱなしで連続シフト)にも、
対応している。

拗音を含む1モーラ1動作が実現してるのは、
薙刀式、下駄と新下駄、シン蜂蜜小梅、
姫踊子草カナ配列、あまのあすか(のみ?)。

拗音、外来音を二打でよければ、
濁音、半濁音、小書きを1動作で打てる配列は、
親指シフトや飛鳥をはじめ数多い。

月や新JIS、JISは同時を使わずに二打三打系で、
僕はそれにあまり馴染めない。
posted by おおおかとしひこ at 08:13| Comment(2) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フリック入力で1モーラ1動作をある程度実現させている方法として、ターンフリック(カーブフリック)があります。iPhoneを使われているなら、flickというアプリで実現できるようなので、試してみてはいかがでしょうか。
Posted by kasa at 2022年03月18日 11:15
>kasaさん

情報ありがとうございます。
カーブフリックやフラワーフリックは、
フリックのいいところ、4方向にすべらせる単純さを、
殺しているような気がして、
指の行動として直感的に納得いかないんですよね。
それで延々長文を描いてる動画などあれば教えてください。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年03月19日 08:40
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