2022年03月25日

人間は集団になると、なぜIQ5になるのだろうか?

ロシアが士気高揚のために、
「港占領!戦車続々上陸!」を動画で自慢
→ウクライナがその港へミサイル打ち込み、戦車隊壊滅

Twitterとかで場所バレするやつやんこれ。
https://mobile.twitter.com/tatsurokashi/status/1506930593980096516

なぜ個人ではやらないこんな凡ミスを、
集団になるとやってしまうのか?


おそらくだけど、現場の神経が、考える脳まで通じてないんじゃないかな。

手や足が痛いとか、もげそうとか、
肌感でこれはヤベエとかが、
脳にまで行ってないんだよな。
現場と脳が乖離してるから、
どんなアホな行動でも脳が気づかない。

「童貞のエアセックスは、おっぱいが違う位置にある」
というみうらじゅんの話と同じだ。
想像と現実が異なることは、現場側が知っている。
その「ちがうぞ」という神経が脳に行ってないんだよな。

中抜き多重構造でのオリンピックでもそうだった。
あんなアホみたいな開会式、現場レベルでやめとけやと思うよな。

太平洋戦争でもそうだった。インパール作戦が典型だ。

社長の指示に対して、現場が出来ねえっつってんのに「頑張ればできる」みたいに報告する中間管理職もだ。
そしてそれは、たぶんこの現場猫状況だろう。

6A846ED1-D0C5-4B47-AC97-D388D98CAC18.jpeg


脳に怒られるのが怖くて、脳の味方をして、
手足に無理をさせるこの上司が、
中抜き構造レイヤーに沢山いるわけだ。

現場は怒られるのを覚悟で無理と言っている。
死ぬのと引き換えだからね。
中間レイヤーは自分が死ぬことがないから、
上に媚びる方が楽なんだよね。

つまり全体としてのIQ5は、
中間レイヤーの生き残り戦略の結果だ。


現場の敗退は中間レイヤーの切腹にすれば、
中間レイヤーは脳に媚びなくなるだろうか?



このロシアの件も、
「戦意高揚YouTubeを」と、
苛立つ脳に進言した中間レイヤーがいるはずだ。
現場の運用を考えずに発言したはず。

そしてその中間レイヤーは、
切腹させられず、次の戦意高揚プランを考えるのかな。

それともおそロシアだから殺されて、
「自分の首をかけた戦意高揚プランを」と、
詰められているのだろうか?

後者ならば、中間レイヤーの淘汰は進むが、
前者ならば、中間レイヤーはまた現場を殺して、
その痛みは脳まで届くまい。


そして切腹を条件にした中間レイヤーは、
「成功したんだか失敗したんだか評価しづらいプランで、
大きなトラブルもありませんでしたプランで、
みんな笑顔でよかったねプランで、
誰も傷つけないプラン」を、
出すんだろう。
中間レイヤーの生き残り戦略だ。


そんなものをやらされるお遊戯現場になり、
今日本は現場の士気がガタガタになっているんだよな。
和気あいあいの楽しい現場だからやりたいんじゃない。
次の価値観をクリエイトするからやりたい現場のはずなのにな。
posted by おおおかとしひこ at 09:26| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。