配列を語る時に、0.01%の精度は重視されていない気がする。
僕もまさかそんな下のオーダー、考えたことがない。
なんせ50音の頻度は、精々0.1%単位だからね。
でも1万カナに1回、と考えると、
1日に1回ある程度の、ポピュラーな出現度になってしまうんだよね。
今、同指連続率を計算している。
簡単に計算できるやろと思ったら全然で、
濁音半濁音小書き同置の薙刀式は、
全パターン尽くさないといけない。
なので数え上げが莫大なパターンになってしまっている。
それはいずれ披露するとして、
小指とか薬指の同指連続率が、
0.01%のオーダーなんだよね。
けし粒みたいなもんだろ、
と数字だけ見て思ったのだが、
いや、1万字書く時に、
1回は遭遇するのか、と気づくわけだ。
薙刀式では、左薬指をなるべく保護している。
でも縦連「げき」があることが分かってて、
これが出てくるたびに気にはなってた。
その気になる頻度が、
だいたい0.01%のオーダーだということなんだな。
マイナーカナの出現頻度のオーダーが0.1%なので、
その1/10程度と考えると、
少なくはないオーダーになるなあ。
この指標は月配列系でよく見たな、
と思って見てみると、
0.1%のオーダーまでしか調査されていない。
ちなみに同指跳躍が、0.数%もあるようだ。
これ、めっちゃ多いやんか。
0.01%の何十倍はとてつもなく多いと感じる。
もっともこの指標は8本指総合なので、
薙刀式も合計するとそれくらいは行くかもなあとは思ってるので、
全部の調査が終わった次点でまた考察したい。
1%は、道具としての基本設計。
0.1%は、日常の回転レベルの感覚。
0.01%は、まあ遭遇する確率。
0.001%が、ようやくレア確率。ヴの出現率くらい。
小説一冊が大体10万字だから、
一冊書けば、
大体0.001%の連接は一回くらいは書いた計算になるんだね。
自分の実感的にも「わかる」範囲にいる気がする。
これくらいの分量の中で、
2〜3回あった悪運指なんかは、
「改良できないかな」と思うオーダーだからね。
だけど、原理的にそのオーダーまで、
カナ配列は詰めてないんじゃないか。
その10倍の荒さまでしか、詰めていないからね。
少なくとも1万字書く時に、
悪運指が現れない程度には、
僕は要求は高いようだ。
原理的にそれは無理なのだと考えられる。
となると、現状あたりが現実的なんだろうね。
統計と現実の違いみたいなことでしょうね。
同じ人の中でも、劇場関係の文章を書かない日もあるはずで、
そういう日々の変動もあると思われます。
で、0.01%の出現率でも効いてくるんだなあ、
という「数字と実感の乖離」を、
今埋めてる感じですかね。
これまでの配列設計での0.1%までの議論は、
「ずっと使っていく上での評価」が足りてないと感じましたね。
https://ameblo.jp/asuka-layout/entry-11051700697.html
一年も経つと、自分の文章も変わってきたり、
使うボキャブラリーも変わるでしょうね。
その時に初めて気づくこともあるかと思われます。
薙刀式に関してはもう尽くしたと思うんですが、
0.001%のオーダーのことは尽くしてないでしょう。
とはいえ、それを救うためにもっといい部分が犠牲になるのは本末転倒なので、
それくらいのことって「諦める」ことが多いような気もしますね。笑
Rayさんみたいに、「ひとつの配列」をじっくり煮込んだ例って、
そこまでないような気もします。
しかし最後の記事はやまぶきRの調子がおかしくなったのだろうか…これが飛鳥文書としては最後なんだよな…