2022年03月27日

【薙刀式】自作キーボードの配列の考え方

こんな記事があったので。

自作キーボードの配列を考えるときの思考パターン
https://kgnwsknt-chef.hatenablog.com/entry/2022/03/27/111054


あくまで60%キーボードまでの話だと考えると分かりやすいかな。
60%キーボードで独自論理配列、独自物理配列にすると、
普通のキーボードとの切り替えで混乱する。

40%位以下になると「別物」になるから、
切り替えが全然楽になるんよね。


左右分割、40%、格子配列ないしコラムスタッガード、
くらいに物理的に別物になると、
論理配列も思い切って変えやすかったりする。

自転車と三輪車は似てるから混乱するが、
自転車と鉄棒は全然違うからOK、
みたいな話。


僕はデフォのキーボードの、
物理配列も、操作法も、
何一ついいと思ったことがない。

ずっとサイドメソッドで使ってきたけど、
ある日ブラインドタッチを覚えようとして、
「こんな無茶苦茶な手の使い方が合理的なわけがない」
と気づいて、
qwertyをかなぐり捨てた人間だ。

論理配列をいじっている上で、
ロウスタッガードの不合理性や、
そもそも動線がおかしなことになっている操作法や、
ピアノ基準から変わっていない押下圧の重さや、
まったく合理的に配置されてこなかったキー配置の歴史を調べて、
「これに従うやつは馬鹿だ」
とすら思った。


自作キーボードに転んだのは、
物理配列を変えられるからだ。
論理配列はDvorakJやその他のエミュレータで変えられるが、
「物理を変えること」が出来るのは、
自作キーボードの一番の醍醐味だと僕は考える。

だから、
自作キーボードで60%〜65%あたりの、
TKLに毛が生えたレベルのキーボードを使う人の意味が、
僕には分からない。

カスタムキーボードくらいのジャンルなら、
打鍵感追求の人なのかな、と無理矢理理解するけど、
ルブもしない、フォームの研究もしない、
スイッチも研究しない、
ただ素組みしてる人を見ると、
何のためにやってるんやろ、楽しいのかな、
なんて思ってしまうんだよね。

まあ本人的に楽しければ、趣味なんて他人がとやかく言うもんじゃないけどね。


でも僕は、
ロウスタッガードのキーボードに手をやられた恨みがあるので、
60%キーボードレベルのキーボードには、
恨みを持って接することになるだろうな。

「標準を変えよう」という運動こそが自作キーボードの運動の、
一番いいところだと考えているので、
「なるべく標準のままで」の思想は、
僕と相入れないんだよな。

その辺が、裾野が広くなってくると、
住み分けというか、クラスタリングが起こってくるところなんだろう。


別に喧嘩するつもりはなくて、
単純に批判だけはしておく。
その不合理、いつまで阿呆みたいに使ってる場合かと。

もちろん、職業上の都合その他もあるだろう。
でも合理性を尊ばずして、世界は変わらないと思うよ。
自分だけが変わってるんじゃない。
世界に影響を与えて、世界を変えるんだ。
そうやって少しだけ住みやすくなれば、世界は少しずつよくなる。

だから僕は勝手に論理配列を変えて、
物理配列も最高のものを追求して、
一人で幸せになってるぜ。
みんなもこっち来ればいいのになあ。
posted by おおおかとしひこ at 15:40| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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