これを作ると、その人への興味が湧く。
いい人だと思ってたら、
実はそれは表面にむけただけのもので、
意地悪な人だった。
不良で乱暴だと思ってたら、
猫には優しい人。
すごく優秀でクールだと思ってたら、
天然ボケのところがある。
最悪と思ってたけど、
案外いいところあるじゃん。不器用なだけなんだね。
信頼できるはずの頼もしい上司が、
不正をしていた。
しかしそれは会社の不正を暴く行為だったのだ。
上げて下げると敵に、
下げて上げると味方に、
大抵はなる。
つまり、上げたいのか、下げたいのか、
を考えて、
第一印象をその逆にしておくといいわけだ。
カーブを曲がる時に、
ふつうに曲がるよりも、
一回逆ハン切ってから曲がった方が、
衝撃がキツイということである。
人の上げ下げ以外も使える。
いい土地だと思ったら、地盤が弱かった、
売れ残りの商品だったが、実はめっちゃ自分にあってた、
誕生日誰も祝ってくれないと思ったら、サプライズだった、
成功したと思ったが、ぬか喜びであった、
などなど。
本筋Xに対して、
-Xから入ればいいのだ。
そして「逆だったとわかる」印象的な場面をつくる。
それがターニングポイントになるわけだ。
有名な、
「不良が捨て猫に傘をあげるのを見てしまう」
のように、
こうした「逆だったとわかる」シーンは、
絵的に強烈な印象を残すことができる。
じゃあ、その前の-Xのシーンも、
絵的に印象的にしておくべきだろう。
よくある-Xじゃなくて、
オリジナルな-Xを考えつくと良い。
「こいつは不良で乱暴者」という場面を、
よくあるやつにしないように工夫すればいいわけだ。
信号で誰かをどついていたが、
実はお年寄りが渡れるようにするためだった、とかね。
あなたの本筋Xはなに?
その第一印象-Xの、オリジナルな場面はなに?
それが逆転するターニングポイントは、どんな絵?
そしてそれをするほどの大事な場面か、
他にもっと大事な場面はあるか?
大事な場面順に、
絵的な印象の強弱をコントロールしておこう。
そのための、序盤のシーンであると思う。
どういう印象を撒き、
どうひっくり返すかということ。
2022年05月02日
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