に、リライトの際に挑もう。
第一稿には、
ストーリーが唐突に飛んだり曲がったりするところがある。
おそらくそこは、
「ストーリーの大きな流れで言うと、
Aという場面が次に来ることを期待されるが、
難しくて、あるいは怖くて、
書くのを無意識に避けて、
無理やり他につなげたシーン」
であるのではいか?
リライトなのだ。
Aに挑戦しようぜ。
仮に想像したAでなかったとしても、
元の第一稿で最悪いいやと開き直れるし。
理想のAでなかったとしても、
元の第一稿よりマシなのが書けるかも知れないし。
(そしたらさらにAに、次のリライトで挑めば良い)
ワンチャンどころか、
何回挑戦してもいい。
自分がうまく書けていないと思っても、
案外観客は乗ってくれてる場合がある。
つまりストーリーとは、
「観客の補完」の上に乗っかっている、
ということがわかる。
もしこれがなかったら、
詰まらなければ即切りなのだろうが、
それまでの何かで信用が積み上げられていれば、
ある程度観客は待ってくれる。
3分?5分?10分?
それは信用の度合いによるだろうね。
「なるべく早く観客の信用を勝ち取れ」という経験則は、
こうしたこととも関係してくる。
補完したい人はどこまででも補完する。
エヴァの考察とか見るといい。
「これはきっとすごいストーリーに違いない」
という確信が揺らがない限り、
観客は何年でも我慢してくれるんだよね。
さて、
ではそれに応えるAは書けるかな?
どんな感じのシーンだろう?
何が起こるんだろう?
どんな必要条件があるんだろう?
主にどういうシーンだと言えるのか?
次に何を渡すシーンなのか?
分かるところだけ書き留めて、
想像をめぐらせよう。
たった2ページ書くのに丸一日かかってもいい。
そこが理想に近くなればなるほど、
シナリオは面白くなるはずだ。
2022年05月07日
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