2022年05月02日

【薙刀式】左手マクロキーボードのススメ

僕はAdobeの映像編集用に左手マクロを導入していて、
これがないと業務効率はかなり落ちる。

ていうか、普通のキーボードで編集をするのは狂ってるとすら思う。
プロの仕事は最短距離で最小限の道具にするべきで、
汎用のものなんか使いづらくてしょうがない。
プロのシェフにウチの台所で飯作ってもらって、
5分で出来ないことと同じだ。
ていうかそのシェフは切れていいと思う。

さて、左手マクロキーボードQuick7の、
とても分かりやすい業務導入例があったので貼っておく。
https://kino-tsuyo.com/keyboard_quick7/


僕はこのうち、
どの業務とも被ってないのだが、
「ときにこの左手キーボードとマウスだけで仕事が完結して、
HHKBの出番がない」
という文章に衝撃を受けた。

え、世の中の業務ってそんな簡単なやつがあるの?
まあ、あるんだろう。

そしてそのバインドを見ると、
たしかに組み合わせ入力ばかりのショートカットで、
しかもこのように動線が整理されていれば、
左手の動きは最小限で済むだろう。

これがプロの動線というものだ。

このためだけに、
Ctrlキーを毎回押したり、Tabまで出張したりする理由は、
プロにはないと思う。


「将太の寿司」という漫画で、
「寿司を何手で握るか?」という話が出てくる。
何回も握りを入れると硬くなるし、
魚はあったまってしまうし、
形も崩れやすくなるし、
時間がもったいないという話だ。
最終的に3手まで縮めたんだっけ、忘れたが、
僕がキーボードいじりをしている理由は、
これを元にしているようなものだ。

究極の一手握りは理想だが、
そこに至るために手数をどうやって減らすかが、
「洗練」というわけである。

そしてアナログと違って、
デジタルでは洗練が起こらないのがダメなところ。
1万回くらいコピペしたら、
勝手に単打になってくれればいいのにな。
アナログなら角が削れたりするのに。


ということで、
たとえばエクセル作業にどれだけのキーが必要かは知らないが、
この程度かもうちょっと大きいやつで行けるなら、
左手マクロはとてもおすすめである。

これとテンキーとマウスで行けてしまうなら、
キーボードはしまっといてもいいんじゃね?くらい。
文字打ち用に特化した30%キーボードを別に置いて、
場面ごとにアナログでレイアウトを変えられる方が、
よっぽど効率がよさそう。


ちなみに僕は普段は36%のMiniAxe、
映像編集に左手マクロ、
ノートしか置けない時はノートのキーボード、
という三つを使い分けている。

誰でも使えるようにしたはずのフルキーボードは、
誰にとっても不便なものになってしまった。

我々は、
経理にとってのそろばんのような、
プロ専用道具を取り戻す時代に来ていると感じる。
posted by おおおかとしひこ at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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