2022年05月13日

【配列】漢直用かな配列「のにいると」

日本語のカナ頻度のベスト3は「い」「う」「ん」であるが、
これは全文章をカナで書いた時の頻度にすぎない。

日本語の「漢字を除いた」カナだけの頻度は、
の、る、に、し、を、い、と、らしい。
(ソースは岡さんの個人文章。統計によっては変動あり得る)

漢直前提でのカナ部分の配列、
という珍しいコンセプトのカナ配列。
https://mobile.twitter.com/kanchokker/status/1524750560506703875


T-codeは、
40範囲を使いながら、
40×40の二打で漢字とひらがなとカタカナを定義した配列だ。

ひらがなカタカナ部分を見たが、
カナ配列に比べて、
使いやすそうな気がしなかった。
長年岡さんもそれは感じていたのだろう。

なにせどのカナでも2打だから、
カナ配列の、メジャーカナ1打というのが効率良さげに見えたに違いない。

で、
漢字2打、
メジャーカナがセンターシフト1打、
マイナーカナがセンターシフト2打(清濁別置)、
拗音がセンターシフト3打(配列図では省略)、
という漢直優先の使い方前提の、
カナ部分がこれだ。

ホーム段には漢直前提でのトップカナを並べて、
GHには重要な助詞、が、でを並べ、
ない、して、ます、たい、のは、
などがアルペジオで流れるようになっている。

月と同様の中指前置で、
最速アルペジオのDFに、ん、
KJに、え、が配置されている。
んをシフトに落とすのは面白いが、
同等が「え」なのか。
考える、などの語尾部分に沢山出るのかしら。
たしかに薙刀式では、
【O】Iのアルペジオが「える」になっていて、
ここは便利だなあといつも思っているので、
そんなことがあるのかもだ。

僕的な注目ポイントは、
DJの「ね」。

こいつは薙刀式で最後まで手こずったカナで、
口語終助詞として沢山出てくる。
しかし全体頻度としては0.4%というドマイナーだ。
だから最初は冷遇してたんだけど、
徐々に優遇しないと気持ち悪くなり、
最終的にR裏というまあまあの地位を得た。

この配列でもシフトカナとはいえ、
第一優先度グループになっていて、
漢字以外のカナではやはり重要なのだろう。

あと僕的にはQが「も」とか、
打ちづらそうに見えるが、
そもそも4段前提ならそんな大変じゃないのかもね。
いや、SandSしながらのQはめんどうかな。

「です」がHMと人差し指連続であるところや、
「でき」がHYと縦連であるところや、
「れる」が.Lと薬指縦連なのがやや気になるが、
そのうち改良されるのかも?

いや、漢直前提ではそこまでスピードが優先されないから、
これくらいの悪運指は気にならないのかもしれない。


漢直前提だと、
カナの2gram、3gramは全然変わってくるだろう。
全部をカナに直したときの最頻出二連接は「ょう」だが、
どう考えても漢字の中の拗音なので、
まったくランクダウンするだろう。

月のような前置シフトでは、
2打目から次の単打カナへの連接などが生かせるはずで、
そんな風になってるかどうかまでは、
僕は読み取れない。


あと、T-codeの空いたカナの部分はどうするんだろ。
ひらがなはカタカナに使うらしいが、
カタカナがまるっと空くんだね。
単語登録的によく使う語尾部分や接続詞などをぶちこめば、
ステノワード的になるかもね。


そうそう、漢直を調べた時に、
カナが全部2打なのめんどくさそうって思ったんだよな。
こうした配列ができるということは、
毎カナ2打は、やっぱめんどくさいってことなんだろうな。
phoenixはそこを同時打鍵にして、
気持ち的に圧縮してたんだなあ。
posted by おおおかとしひこ at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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