2022年05月18日

エンジニアの言葉ですが

脚本にも通ずるので引用しておく。

> 新山祐介 (Yusuke Shinyama)@mootastic
> 「良い設計は変更が簡単なせいで、いずれ改悪されて悪い設計になってしまう。いっぽう悪い設計は簡単には変えられないので、いつまでも残る」

リライトすればするほど、
「せっかくあそこが良かったのに改悪された」
が起こる原因がこれだろう。


うまいうどんの出汁を想像すればわかる。
多少七味を入れても、
とろろ昆布を入れても、
味が大きく損なわれないような気がする。

だが、
入れた後に、
「プレーンな出汁が一番美味かったな」
とわかることが多い。

うどんはもう一杯食えばいいが、
脚本はもとに戻らない。

「多少は悪くなったかも知れないが、
まだ良い部分に入っている」
を免罪符にしないほうがいい。

それはすでに雑巾入りになっている。


捨てて作り直さない限り、
いいものにはならないだろう。
posted by おおおかとしひこ at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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