「ぴゃ」は日本語で定義されているものの、
実際に使われることがほとんどない拗音だ。
一説には、「八百」「六百」でしか使われないらしい。
数字で825、612なんて打つときは、
もはや「ぴゃ」を入力しないから、
漢字変換で「八百」「六百」を打つのは相当レア。
(で昨日はじめて「嘘八百」で打った)
で、だとしたら、
「っぴゃく」マクロ作ればいいんじゃね?(笑
拗音に配慮したカナ配列では、
ぴゃぴゅぴょをどのように配置するかで、
頭を悩ませている。
マトリックス配置系
(新下駄、シン蜂蜜小梅)では、
ゃゅょで規則的な配置をして、
記憶負担を減らしている。
不規則系では、
「ぴ」「ゃ」と、2打方式にして、
「ぴゃ」が一個独立して存在するのを避けているようだ。
忘れちゃうもんね。
薙刀式では拗音同置なので、
「ひ」「半濁点」「や」を同時押しすれば、
「ぴゃ」が錬成される、
という仕組みになっている。
そしてこの組み合わせはレアなので、
だいぶ冷遇されて打ちにくい指の形になってるわけだ。
で、
そもそも「ぴゃ」が「っぴゃく」でしか使われないならさ、
これ専用のワンボタンを作ればいいんじゃね?
って思ったわけなのだ。
というのも、
薙刀式では、
「っひ」の運指はとても打ちづらく、GXに当ててあるからだ。
そりゃそうだよね。
「っひ」が打たれる言葉ってあるのか?「ひっひっひっ」くらい?
「っび」は? ないよな?
ところが、
「っぴ」は、
「彼ピッピ」「脱皮」「達筆」「雑費」「法被」「竜飛岬」
「絶品」「別嬪」「すっぴん」「発表」「ハッピー」
など、まあまああることに気づいてしまった。
なるほど、「ぴ」の位置は、
「っぴ」を考慮してるかどうかで評価すればよかったのか。
まあそもそもマイナー音だから、
何も考えてない、
というのが殆どのカナ配列では正解なのだろう。
(ちなみに何にも考えてなさそうな親指シフトでは、
右シフトを〈〉で表記すると、
〈;〉〈P〉という地獄のような運指でした)
しかしにわかに信じがたい、
「っぴゃく」以外に存在しない説。
だったら未来の日本語で新しい一文字のカナになる可能性もあるな。
もちろん、擬音語擬態語、方言は除いている。
固有名詞でも日本語にはないだろう。
アイヌ語にはあんのかな。
ちなみにピャでググったら、
ピャストレラプリント(服の柄、白黒の二色。
言葉の響きから、ブラジルで見たポルトガル系の模様かな。
アフリカっぽいので、大航海時代に融合した文化?)
ピャチゴルスク(ロシアの地名)
ピャリーレギンス(ヨガの服の名前)
ピャカシミヤウォッシャブルストール(ピャカシミヤでググったらなんと0。
ミスタイプかな)
老四川飄香小院(ラオシセンピャオシャンショウイン) 、六本木の四川料理店
くらいしか出てこない。
中国語ではピャオとかピャンとかありそうだけど、
やっぱ世界的にマイナーなんじゃないの?ピャ。
ということで、配列作者諸氏は、
ぴゃの設計時、
「っぴゃく」をスムーズに打てるようにつくるべき。
まあほとんど機会がないけどね。笑
ちなみに、
()を同時打鍵、【】を左またはセンターシフト、
〈〉を右シフトとすると、
「っぴゃく」は、
新下駄 G(2O)H………………2を嫌わなければ結構良い
飛鳥 M〈V〉【N】〈J〉……左右シフトがバタバタ
薙刀式 G(XHM)H……………HMの最適化が変
親指シフト 〈;〉〈P〉【R】I…かなり悪運指
新JIS N【YWB】H……………NYやりづれえ
月 NKW/KBG………………7打鍵はローマ字と同じ
シン蜂蜜小梅 N(RU)〈K〉…悪くない?
と、
まあ打ちづらい運指だらけだ。
新下駄、シン蜂蜜小梅はわりとまし、
薙刀式も最適化できれば結構いい、
月、新JIS、親指シフトはしんどい、
くらいな印象。
(追記)
さらに調べると、「凡百」は、
ただしくは「ぼんぴゃく」だそうな。
でもどこかで訛って、ぼんひゃく、ぼんびゃくが一般的。
僕はびゃくで使っている。
2022年05月22日
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