2022年05月28日

【薙刀式】qwertyのすげえ手元動画

途中まで1200kpm、つまり秒20打。
狂気といっても過言ではない。
https://mobile.twitter.com/_Qwerty_Typing_/status/1530143627321970688

Aを薬指にして、小指不使用にしてるっぽい。
人差し指の負担が増えるが、それはそれなんだろう。

僕が問いたいのは、
こうまでしなくても、速く打てる方法があるか?
ということだ。


この速度自体はすごい。
人間技とは思えない。

ところが、
この人がすごければすごいほど、
常人には真似できないわけで、
常人が打てるもので、
速く効率的なものが、
ほんとうはいい道具のはずである。

だからqwertyタイパーたちが、
頑張れば頑張るほど、
qwertyの道具としてのダメさが浮き彫りになる。

こんな打鍵で小説は書けんよな。
一時間もたんわ。
半年や一年かけるべき仕事が、初日で体壊すわ。


もちろん、
目的が違うから比較することに意味はない。
でも秒20打は無理筋すぎる。

僕は、秒3打くらいで、
頭の中のアイデアをこぼさずに書ける道具が欲しいのだ。

だからタイパーの言ってることは、
何の参考にもならないのだ。
逆に、参考にしちゃいかんのだ。

秒3打×一日数時間×365日やっても、
体を壊さない道具が、
僕の理想である。


タイプウェルは面白かったけど、
途中で「俺が強くなってどうする」
ということに気づいた。

弱者に下駄を履かせるのが優秀な道具だ。
いま道具をつくってるのだから、
俺は弱者のままであるべきだと気づく。


タイパーは、
劣悪な道具のまま、
どれだけ自分が強くなるかで勝負する人たち。

僕は、
自分は弱者のまま、
どれだけ動線をなめらかにした道具をつくれるか、
で勝負している。

そんな違いを、秒20打という狂気を前にして思う。



僕は、せいぜいトップスピード秒5打で物書きをしたい。

それには、qwertyは役に立たず、
薙刀式が役に立ち、
市販のキーボードは役に立たず、
自作キーボードのほうが遥かに役に立つ。

もっと楽にできるかはこれからだ。
秒7打とかに鍛える予定はないだろう。

タイパーがドーピングなしのオリンピックだとしたら、
僕は義足で勝負するパラリンピックに出ているのだろう。

しかも短距離走(20秒)と長距離走(一年)の、
まったく違う競技者なんだなあ。


しかしタイパーはすごい。
人の手はここまで速くなるのか。
人間の可能性はすごいな。
posted by おおおかとしひこ at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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