2022年05月29日

【自キ】Zeal PC Pearlioがやばい

滑りの良いウムピエステムは、
これまでちょいちょいあったんだけど、
ウムピエ素材(高分子重合ポリマー)配合だったら、
なんでもウムピエステムって表記してたそうだ。

このPearlio、100%ウムピエの、リアルウムピエだ。
滑る滑る。

今までのメインスイッチ、散々ルブしてきたのが、
紙やすりに感じるわ。
これ触ったら元のふつうスイッチに戻れない…

そして、値段がやばい。


遊舎工房にて先行販売中だが、
一個209円(涙)。
かつて最高値がついたTecsee Goldより高い。

いきなり沢山買うのも怖いので、
10個(それでも2090円…)買って試してみた。


滑り方の感覚は、
これまでのルブの、オイル系のぬめり方とは少し違う。
Oil Kingがその頂点だけど、
ぬるぬるしてる感じがオイル系だとしたら、
この滑り方はスルーって感じなんだよね。
滑り始めのイニシャルが軽い感じ。

オイル系って、イニシャルがある程度重くて、
滑り始めると軽くなる感覚があるが、
このウムピエは、初動が軽い感じがする。
まるでそこにないかのような。
つまり、
オイル系: 静止摩擦係数>動摩擦係数
ウムピエ: 静止摩擦係数<動摩擦係数
な感覚。

以前ためしたフッ素コーティング系の、ボナンザだと、
静止摩擦係数=動摩擦係数な感じ。

それぞれに好みが分かれるかな?



で、まず60gは僕には重い。
なのでバネ交換からやってみる。

ところがこのハウジング、
いわゆるCAPの構造をしているのだ。

Gateron CAP Yellowから採用されたこの構造。
ボトムにポールをさしこむ穴がなく、
ボトムからポールが出ていて、
ステム側に穴が空いてて、
いつもとは逆オスメス構造になっているパターンだ。

このためステムが太く、
バネ径が大きいやつじゃないと入らない、
というデメリットがある。

メリットは、ステムの円柱の下、
円でボトムに当たる構造のため、
これまでの底打ちと感触が変わること。

面で当たってたのに対して、
線で当たるので、
ゴツンと当たるのから、まろやかになった感覚がある。
同じバネでも、柔らかく感じる。

なので、
スイッチ全体の設計としては、
滑らかに落ちて、まろやかに当たる感覚。

だから60gのバネなのだろう。
ある程度重くしておかないと、
滑りが良すぎてスコンと落ちてしまう感覚になる。


とはいえ重すぎたので、
手持ちのバネを入れてみた。

Tecsee 2 Stage 37g…○
バネ径が太いのでとりあえず。現在のメインバネなので、
かなり好感触。打鍵音は安っぽくなるし、
やっぱりうるさい。
なのでシリコンシート改造をほどこす予定。

Durock Long 48g…△
入らないことはないが、ステムの太さに負けているため、
バネをステムが押しつぶす形になる。
リーフは反応するのでこれでもオンオフ認定は問題なし。
ただステムが底打ちしなくなるね。
仕様とは異なるが、これはこれでいいかも。

Sprit Designs linear MX 30s、35s…○
ともに問題なし。

それぞれ、
人差し指、薬指、小指、
中指、
親指用
だ。

親指は30sだと底打ちが痛いため35sを使ったが、
シリコンシートアリなら30sのほうがいいと思われる。


さて、これはヤバイスイッチだ。
ルブを過去のものにしたといっても過言ではない。

どの方向に擦っても全然滑る。
とくに撫で打ちだと、
斜めにこすることも多いので、
そんな僕の打ち方に対応してくれてる感じがある。


リアルウムピエ、今なら1個209円(高!)。
Gateronの安いやつって45円くらいだっけ…
お財布パンパンにして遊舎へ向かえ!


(追記)

二日連続出舎してMiniAxe分を確保。
一個だけシリコン改造を施してみたが、
かなりよいです。
これはシリコンシートのイライラをまたやらないといけないのか…
エンドゲームスイッチ更新かもです。
posted by おおおかとしひこ at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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