滑りの良いウムピエステムは、
これまでちょいちょいあったんだけど、
ウムピエ素材(高分子重合ポリマー)配合だったら、
なんでもウムピエステムって表記してたそうだ。
このPearlio、100%ウムピエの、リアルウムピエだ。
滑る滑る。
今までのメインスイッチ、散々ルブしてきたのが、
紙やすりに感じるわ。
これ触ったら元のふつうスイッチに戻れない…
そして、値段がやばい。
遊舎工房にて先行販売中だが、
一個209円(涙)。
かつて最高値がついたTecsee Goldより高い。
いきなり沢山買うのも怖いので、
10個(それでも2090円…)買って試してみた。
滑り方の感覚は、
これまでのルブの、オイル系のぬめり方とは少し違う。
Oil Kingがその頂点だけど、
ぬるぬるしてる感じがオイル系だとしたら、
この滑り方はスルーって感じなんだよね。
滑り始めのイニシャルが軽い感じ。
オイル系って、イニシャルがある程度重くて、
滑り始めると軽くなる感覚があるが、
このウムピエは、初動が軽い感じがする。
まるでそこにないかのような。
つまり、
オイル系: 静止摩擦係数>動摩擦係数
ウムピエ: 静止摩擦係数<動摩擦係数
な感覚。
以前ためしたフッ素コーティング系の、ボナンザだと、
静止摩擦係数=動摩擦係数な感じ。
それぞれに好みが分かれるかな?
で、まず60gは僕には重い。
なのでバネ交換からやってみる。
ところがこのハウジング、
いわゆるCAPの構造をしているのだ。
Gateron CAP Yellowから採用されたこの構造。
ボトムにポールをさしこむ穴がなく、
ボトムからポールが出ていて、
ステム側に穴が空いてて、
いつもとは逆オスメス構造になっているパターンだ。
このためステムが太く、
バネ径が大きいやつじゃないと入らない、
というデメリットがある。
メリットは、ステムの円柱の下、
円でボトムに当たる構造のため、
これまでの底打ちと感触が変わること。
面で当たってたのに対して、
線で当たるので、
ゴツンと当たるのから、まろやかになった感覚がある。
同じバネでも、柔らかく感じる。
なので、
スイッチ全体の設計としては、
滑らかに落ちて、まろやかに当たる感覚。
だから60gのバネなのだろう。
ある程度重くしておかないと、
滑りが良すぎてスコンと落ちてしまう感覚になる。
とはいえ重すぎたので、
手持ちのバネを入れてみた。
Tecsee 2 Stage 37g…○
バネ径が太いのでとりあえず。現在のメインバネなので、
かなり好感触。打鍵音は安っぽくなるし、
やっぱりうるさい。
なのでシリコンシート改造をほどこす予定。
Durock Long 48g…△
入らないことはないが、ステムの太さに負けているため、
バネをステムが押しつぶす形になる。
リーフは反応するのでこれでもオンオフ認定は問題なし。
ただステムが底打ちしなくなるね。
仕様とは異なるが、これはこれでいいかも。
Sprit Designs linear MX 30s、35s…○
ともに問題なし。
それぞれ、
人差し指、薬指、小指、
中指、
親指用
だ。
親指は30sだと底打ちが痛いため35sを使ったが、
シリコンシートアリなら30sのほうがいいと思われる。
さて、これはヤバイスイッチだ。
ルブを過去のものにしたといっても過言ではない。
どの方向に擦っても全然滑る。
とくに撫で打ちだと、
斜めにこすることも多いので、
そんな僕の打ち方に対応してくれてる感じがある。
リアルウムピエ、今なら1個209円(高!)。
Gateronの安いやつって45円くらいだっけ…
お財布パンパンにして遊舎へ向かえ!
(追記)
二日連続出舎してMiniAxe分を確保。
一個だけシリコン改造を施してみたが、
かなりよいです。
これはシリコンシートのイライラをまたやらないといけないのか…
エンドゲームスイッチ更新かもです。
2022年05月29日
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