まだ第一案であり、他の版も作って比較するそうだが、
TRONを参考にした配列は珍しいのでフライング気味に取り上げる。
シフトは親指前置?(同時をやめたいらしいので)
とくに目を引くのは横6列、計12列という部分。
https://twitter.com/ntaoo/status/1533364162700509185?s=20&t=MGSU1RT53X1VVWkhi8rMGA
以下、一番外側は小指伸ばしと仮定してすすめる。
小指伸ばしをどれだけ評価するかは、
人によると思う。
僕にはこれは辛すぎるなあ。
左小指だけで、
そけお せたら ぁぃぅぇぉ
を担当するのは結構キツイな。
薙刀式は小指3%以下を求めて、
左小指は2%にしてある。
qwertyローマ字のAの12%は、
僕には拷問で、5%でも無理だと感じた経緯がある。
CtrlをA横にするのも小指が辛くていやだし、
Tabも遠くて使ったことがないため、
人の手というのは随分違うなあと思う。
左シフトキーすら、SandSにしたカタナ式以降、
もう6年くらい使ってない。
(Shift+Ctrl+の時くらいに使う程度?)
ついでに右シフトキーは、右小指で触ったことがない。
でもこれが出来る人が世の中にいることが、
なんだかすごいなあと思うわけだ。
薙刀式は僕の指合わせなので、
薬指と小指を極端に使わないのだが、
ピアノ経験者から、「もっと薬指小指を使いたい」
と言われたことがあり、
人の手というのは違うもんだと思ったことがある。
もう生理だからね。無理は無理だよな。
で、
この小指伸ばしの許容によって、
「ほとんどが単打」という面白い結果が得られる。
新下駄も殆どが単打になることで有名だが、
この配列の単打率はもっと上がりそう…
シフトしないことは正義だから、
あとは指の負担とのおっかけっこだね。
このバランスにした配列は今までなかったため、
注目だな、と思ったわけ。
とくにホームポジションが書いてないので、
ひょっとしたら小指は3キーで、
人差し指が3列担当する可能性もなくもない。
その時は人差し指偏重配列になるんだろうか。
昔中指も2列担当できないか、
と妄想したことがあるが、
19ピッチだとしんどいね。
10ピッチくらいなら可能そうだが、
今度は押しにくい問題が出てくるしなあ。
でも人差し指3列は現実的じゃないから、
やっぱ小指伸ばしなのかしら。
これからまた別の配列にバージョンを変えるそうだから、
これが最高というわけでもあるまい。
中間生成状態のアイデアとして、
たいへん刺激になった。
単打の面積を増やせば効率はあがる。
面積を増やせばめんどくさい。
このトレードオフの落とし所は、
まだ決まってないとすら言える。
薙刀式は27キーに単打を絞った。
30+小指伸ばしにする配列もあるし、
4段に単打を求める配列もある。
色々面白いもんだ。
2022年06月06日
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シフトは親指前置連続です。ふつうのFJホームポジション。カラムスタッガードなエルゴノミクスキーボードでは、シフトよりも子指単打のほうが(もしかしたら最上段も?)、うちやすいという仮説ですね。
「ほとんどが単打」で、英語とおなじ感覚でバチバチとうちたいという動機です
https://twitter.com/ntaoo/status/1532280640640778240 のとおり、いま公開している案は、新JISの系譜です。Tronの系譜とJISかなの系譜は、これから考案しする予定です。
わたしは英語を日本語とおなじ頻度でかくので、それらのうちかたが離れすぎていると、きもちわるいとかんじます。
子指担当列が一列ふえても、普段うっていて、そこはとくにうちにくくないし、頻度はひくいので、シフト面よりも快適だという感覚です。ドッグフーディングしてちゃんとたしかめるのがつぎのステップです
まあまだ試作段階だからですけど、
世に出せる段階になってきたら、
「この配列の前提」は付けたほうがいいと思いますね。
僕はPQは小指で打てないので薬指で打つくらい小指が苦手なので、
人によって運指範囲って違うんだなあ、
と感心しています。
4段が苦じゃない人もいるし、わからないもんだなあと。
僕は本音をいうともっと範囲を減らしたくて、
二段にカナが収まらないかなあ、
と時々考えるくらいなので。
僕は英語を書くことはないので、
日本語専業道具が欲しいんですよね。
あるいは、EucalynやHarmonixみたいに、英語日本語で共通させる配列もあったりするので、
そういうのはどうなんでしょ。
二兎を追う者になっちゃうのかしら。
と、こんな風に事情が異なるだろうなあ、
と予測したため、
薙刀式は「物語を書くための配列」と、
わざと冠をつけていたりします。
めっちゃ(月10万字以上)日本語書くよね?
そしてキーボードそもそも得意じゃないよね?
が前提ですね。
もともと gACT10 配列を使っていて、薙刀式のプロモーション動画での打鍵速度と同じくらいの速さは出ていたのですが、エルゴノミクスキーボードむけに制御キーとエンター、デリートを親指と人差指に配置して小指では全く押さない配置にしたところ、かわりにひらがなを配置したら良いのでは、という発想がでたのが設計のはじまりでした。
gACT10配列は、ローマ字入力系としてはとても効率的で満足していたのですが、英語の配列を Dvorak から Colemak DH に変える決断をするにあたり、日本語配列入力を実質 Dvorak を前提としたローマ字入力系である gACT10 のままにはできないし、こんど日本語入力方法をかえるならば、ひらがなをひらがなのまま打ちこみたいとおもっていました。なので、Eucalyn 配列は候補になりませんでした。
ちなみにいまは、日本語入力には new stickney 配列を使っていて、これは素晴らしいけど、エルゴノミクスキーボードつかっているならばそれに最適化した配列ができるはずという上記の課題意識が、配列設計のやるきのみなもとです。
> 薙刀式は「物語を書くための配列」
わたしも一日に 5000 から 10000 文字はかいているはずで、指と手首がいたくなってきて、エルゴノミクスキーボードにてをだしました(Moonlander をつかっています)。ついでに懸案の日本語配列も検討し、薙刀式はとても魅力的だったんですが、https://twitter.com/ntaoo/status/1528037730063552513 でかいている要求にそわなかったのと、BS ややじるしキー などは親指かひとさし指に配置したりレイヤーを分けたらよく、そこにひらがなを配置してほしいため、みおくりました。カタナ式のカテゴリの記事は、配列の設計にあたりとても勉強になりました。ありがとうございます。
わたしは手がきをほとんどまったくせず、小指ふくめキーボードでのタイピングになれきっているので、設計の前提の感覚がだいぶちがいそうですね。
だいぶ前提が違うみたいで、なかなか興味深いですね。
僕は英語はqwertyでいいか、と思ってまだブラインドタッチできてないレベルだし。
エスリルもMoonlanderも通り越して自作に行ってしまったので、
小指外はとっくに捨てたしなあ…
論理配列は物理配列と不可分な気もします。
薙刀式は一応ロウスタッガードと格子配列の両方で使えるようにはしてますが、
コラムスタッガードでは小指下段が遠いため使いにくかったりします。
なので使用キーボード想定は是非必要情報だと思います。