同時押しとロールオーバーの区別が苦手な人でも、
薙刀式をうまく使えるバージョン、
ゆきねが小川さんによって発表されている。
原理的には、
順番を意識しない同時押しを、
順番を意識した同時押しへとロジックを変えたもの、
と理解するといいようだ。
https://jigendaddy.hatenablog.com/entry/2022/06/06/164123
濁音、半濁音は、
逆手だけだったものを同手にも拡張している。
これ、FまたはJ、MまたはVを、
「文字を押したまま、後で押して先に離し、
その後文字キーを離す」
という風に解釈してよいのかしら。
文字部分を押したまま「゛」「゜」記号を追加するイメージか。
これによって、悪名高い、
「から」が「ぶ」に化ける問題が、
解消される原理のようだ。
(ナンバ押しとは、
https://jigendaddy.hatenablog.com/entry/2021/04/22/085703
で語られるものを見る限り、
先に押したやつは押しっぱなしで、
後に押したやつを離す、
という押し方のようだ)
僕は同時打鍵のメリットを、
「順番を気にしなくて打てる、
ていうか運指の関係でどっちの指が先に到達するかは、
多分バラバラなので、
どちらでも対応できる」
という所にあると考えているため、
順番が決まっているのは通常シフトと同じだな、
と解釈した。
なので先押しシフトだと思うと使えるかも知れない。
これを採用することで3キーの同時(相互シフト)のロジックがややこしくなるため、
半濁音拗音を除いて、
2キーナンバに変えているようだ。
「清音の直後にUV同時で拗音化」というのがよく分からんが、
「し」「よ」「UV」で「しょ」になる、
ということかしら。
たとえば「よ」は、大文字の「よ」は頻度が低く、
小書きの「ょ」の方が出番が多い、
という性質を利用して、
「よ」は裏に回して「しょ」は同時押し、
という原理にしてあるため、
「しよUV」だとちょっと手間がかかりそう。
まあ同時が苦手な人用、ということなので。
もし同時押しは苦手だが、
薙刀式は試してみたく、
通常シフトのように使うならいけるかも、
という方や、
薙刀式の「から→ぶ」でイラついてる人は、
試してみてはいかがだろう。
このこととは関係ないが、
横書き用だと思われるTY部が逆になってるのが気になる…
(縦書きでも横書きでも、
Tは次候補、Yは前候補にしたいので、
縦書きでは←→、横書きでは↓↑になるはず…
行移動でも、Yは戻る方向に統一しているため、
縦書きでは→、横書きでは↑になるはず)
2022年06月07日
この記事へのトラックバック
ご指摘いただいた点を踏まえて先ほど更新を行いました。
本来であればユーザが意図的にどちらのキーを押したか、あるいは離したかを意識せず同時押しを判定したいのですが現状では難しいかもしれません。
濁音・半濁音同時押しの同手拡張は行っていません。あくまで逆手(異手)のみです。
編集スキルの問題でわかりにくい表現を使ってしまいすみません。
UV同時の仕様に関しては記事の通りです。
半濁音拗音や外来音、そしてあ行小書きへの使用を想定しています。
「しょ」に関してはR+Iのナンバ押しで対応してください。
作ったばかりですので、まだバグが残っている可能性は大いにあります。
どなたも遠慮なく使っていただいて感想を教えていただければと思います。
ただでさえキー配列というのは複雑なので、
誤解を招かない表現にしたいものですね。自戒を込めて。
あと単純に、他の記事を一切参照せず、
初見の人でもその記事だけでわかるように僕は心がけているつもりです。
そのため記事が冗長になるのはしょうがないと覚悟してますね。
(多少冗長でも薙刀式なら書くのは苦じゃないし)
UV同時というのはとても珍しい打ち方で、
BS周りしかキーがなかった事情はあるとしても、
もうちょっといい組み合わせがあるといいですね…
(昔半濁音で小書きにするのを検討したけど、
「こう」が「ぅ」に化けるのでやめたなあ)
で、
僕的には、「シンプルな方が答え」の原則なので、
「から」が「ぶ」になるのは、「気をつける」
という策になります。笑
これは同時打鍵のメリットの裏の、
使い込まないとわからない闇の部分なので、
このことについては両論併記するべきだな、
と最近は考えています。
あと、
FJMVと、IPHを通常シフトとしてしか機能させず、
ナンバ押しの時のみ濁音半濁音拗音変化とする、
のようにロジック変更するだけで、
よくある誤打問題は解消しそうな気がしました。
FJMVは後置、IPHは前置がミスが減りそうですかね。
濁音拗音、半濁音拗音は、
その下の段みたいにする?
カナ連接はABとBAで出現率がまるで違うものがあるから、
少ない方に合わせて配置すればいけるかな。
ただ前置と後置が混在するのもややこしそう…
…などと考えて、
結局「気をつける」に戻ってくるんですよね…