2022年06月18日

【薙刀式】体験版3例文

薙刀式を体験したい、その指の動きの合理性を知りたい。
そういう人に、次の3例文を。


1. ということがある

 D K L  V D  (FJ)  J I
 と い う  こ と   が    あ る
              同時

「という」の流れ、「こと」のアルペジオ、
「が」の格助詞の主役感、「ある」のアルペジオ。

2. それはない

 B / C  M K
 そ れ は  な い

「それ」はやや打ちづらいが慣れれば一瞬。
「それは」までを一塊で打って、
「ない」のアルペジオで加速する感じ。

3. しょうじょ

 (RI) L (RJI)
 しょ   う  じょ
 同時      3同時

同時押しは、
「Aを押しながらB」or「Bを押しながらA」という、
「どっちもシフトキー扱い」という打ち方でOK(相互シフト)。
3キー同時も、
「どれかを押しながらどれかを押しながらどれかを押す」
形式でOK。

日本語連接で最も頻出するのは「ょう」だけど、
それがILのアルペジオで速く打てる。
同時押しは、慣れれば順次押しより楽で、
何より発音が1モーラなのが、一回の動作で打てるのが気持ち良い。
また、「しょ」の同時押しに、
「゛」の同時押しを組み合わせると「じょ」になるのが、
とても分かりやすく覚えやすいのです。



こんな感じで、
意図と指の流れの一致しやすさを体感してもらうと、
いいかもしれない。

かな配列テスター
http://mentaiko.syoyu.net/
だと、v13版(上の例文は変わらず打てます)を、
ブラウザ上からそのまま打つ体験ができます。

上の例文を打っても良し、
出てくるランダム例文を体験しても良し。

とりあえず上の3つを打って、
「ふむ」と思えるなら、
マニュアルを見て配列図と打ち方、練習法をゲットしてもらいたい。
「いや自分の指には合ってない」と思うなら、
サンプルかな配列の、別の配列を試してもいいよ。


拗音をもう少し体験したい人は、

4. 対症療法

 N K (RI) L (EI) L Z L
 た い  しょ  う  りょ  う ほ う

なんかはどうでしょう。
これで「た」「ほ」の位置がわかるから、

5. したい放題

 R N K  Z L (FN) K
 し た い  ほ う  だ   い

なんてのも打てるね。
「したい」の滑らかさ、
「たい」「だい」の同時押しを加えただけの、
同じ流れの運指なんかを味わうのにちょうどいい。

連続シフトの体験は、

6. そのものだ

 B 【JKJ】 (FN)
 そ  のもの   だ
    シフト

なんかはいかがか。
スペースキーをシフトキーだと思って、
先に押しっぱなしにして、最後に離すだけでよい。

「そのもの」の流れの良さからの、
スペースキーを離して、「だ」をバチーンと行く感じは、
なかなか気持ちいいよね。


じゃあ最後の7つ目。

7. そこまでには

 B V  【F】 (EJ)  【D】 C
 そ こ   ま   で     に  は
      シフト  同時   シフト

シフトが組み合わさり、やや打ちにくさを感じるかもだけど、
「まで」が、シフトや同時を取っ払うと
「FE」という打ちやすいアルペジオになってることや、
「には」がシフトを取っ払うと「DC」という中指縦連
(遅い運指ではあるが、比較的打ちやすい)
になってることが分かると思う。

また、
「ある」「ない」「したい」などの、
自分の判断は右手、
「そこ」「まで」「には」などの、対象や接続は左手、
という薙刀式の左右の役割分担も、
なんとなく体験できたかと。


そして、これまでの例文全体を通して、
薬指や小指は極力使わずに、
人差し指と中指が中心に使われて、
しかも日本語によくあるフレーズが打てていることも、
体験できたかと思う。


これで「言葉(意図)と指の感覚の一致」
を感じた人は薙刀式が向いてると思う。

あ、間違えた時の「U」=BSも試せるね。
これも特徴のひとつだね。

勿論合わない人もいるから、
そのときは別の配列を試してどうぞ。


こういう記事を「新配列の日」にあげるべきだったな。

次回は「その配列で書いてて気持ち良い言葉と、
その運指のqwerty表記」なんかを募ろうかな。
posted by おおおかとしひこ at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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