たぶん、作者の指の力が、
配列にはまともに反映しているような気がする。
たとえば、
いろは坂配列はZタイパーの感覚でつくられた配列だし、
新下駄はXタイパーの感覚でつくられた配列だと思われる。
それでいうと、
薙刀式はSSくらいの感覚でつくられたもののような気がしている。
秒5打くらいで一番うまいこと行く感じ。
それ以下、秒3打でも悪くないだろうが、
快適だなあと感じるには秒5あったほうがいいような気がする。
逆に秒7とか打てるような人からは、
ややこしくて打ちづらいかもしれない。
ロールオーバーが化けやすい問題も、
最近気になり始めてきているのは、
僕自身の打鍵速度が上がってきたからのような気がしている。
新JISは、秒3〜4で心地よいような気がしている。
連続シフト(スペースキーのセンターシフトに限るが)は、
それくらいがややこしくないし。
親指シフトは秒3〜4程度で心地よいのではないか。
それ以上の速度、Xタイパーの動画があがったけど、
あれで文章を書き続けるのは指の負担が大きいような気がしたんだよね。
だから実際にあれで創作文章を書いているさまを見たい。
秒6とかじゃ親指シフトは使いにくくて、
秒3〜4が使い勝手がいい、という説を出しておこう。
親指シフトや新JISができた時代は、
日本人のタイピングの指の能力は、
開発されていなかったのではないかと思っている。
そのころのオペレーターの映像とか残っていないのかなあ。
秒3〜4打だとすると、ローマ字は遅くて使い物にならないし、
それの1・7がけの打鍵数、つまり5・1〜6・8が必要だと言われれば、
ローマ字がよいといわれても物理的に無理だったろう。
ところが時代が進んで、
ローマ字でも秒7、それ以上の人が出てきたのだろう。
ただし、
それを使いこなせない指の能力の人のほうが圧倒的に多いわけで、
だから新配列は、
そういう人たちを拾うべきだと僕は考えている。
だから秒7とか打てる人は、
qwertyローマ字をきわめていけばいいんじゃないかなあ。
それでも負担を下げたいならば、
新下駄でいいような気がしている。
飛鳥はどうだろう。そこまで早い指は想定していないと思われる。
それほどでもない人ならば、
薙刀式でいいんじゃないかと思った。
それより下の人は、
親指シフトや新JISがいいんじゃないかなあ。
つまり、新配列って大体3つの指のエリアに分かれていて、
秒7〜 qwertローマ字
秒5〜 新下駄 いろは坂
秒5〜3 薙刀式 飛鳥 シン蜂蜜小梅
秒3〜4 親指シフト 新JIS
って感じに住み分けているような気がする。
作者や使い手の発言から、
ベースになっている指の能力が違うのではないかなあということ。
漢直はどうだろう。記憶負担と指の能力はまた微妙に変わる。
漢直で15分くらい以上打っている動画がほとんどないので、
どれくらいの指の能力が必要なのかまだ分かっていない。
ただそんなに打鍵数を必要としないため、
そこまで「早く打つ力」はいらないような気がする。
4段目を使う場合、無理して打っていないかは気になるが。
そんなことを考えたいので、
使い手の方は、どんどん動画を上げるべきだと思うんだよな。
みんな「自分の基準」で語っていて、
その言葉はまったく違うことであると思う。
走るのが苦手な人と、
市民ランナーと、
オリンピアンとかじゃ、
語る言葉に共通点がないような気がする。
新下駄や飛鳥はそもそも競技用ではないが、
秒3打くらいでは快適さを実感できないのでは、
などと思った次第。
(秒3回打つうちに1回同時押しがあったら、
3打が4打に増えてわずらわしいのでは、と想像。
秒5ぐらいなら1増えるのはそれよりは嫌じゃないはず)
ということで、薙刀式は秒5前後が快適です。
秒3でも使い勝手がいいと思う。
秒7だとしんどいから、
今いろいろ改定しているのかもしれない。
2022年06月18日
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