2022年06月19日

【薙刀式】凹キーキャップと凸キーキャップの違い

ためしに昔つくった、タイプライターDSA風の凹キーキャップをはめて、
オールコンベックスとの打鍵感の差を比較してみた。
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やっぱ凸のほうがいいわ。


凹だと、指がそこで守られている感覚になる。
確実に「押す」ことを求められて、
確実な打鍵にはなるかもしれないが、
突き指している感覚にもなるね。

タイプライター時代、
押す力が印字のエネルギーになったわけだから、
押す力はそこそこ必要なはずで、
それを実現するための構造だと思われる。

それはたとえば60グラムとかだったに違いない。
(話に聞くと「重い」というらしいから、
60よりも重かったと予測する)

今僕は37グラムを使っているから、
そんな重たいものはいらない。
ということは、そこに向かって突き込んでいくことは、
もはや必要としていない。
だから撫で打ちなんだと思う。

その、撫で打ちに対して、
この凹は邪魔だね。
壁があって、そこを一回上って、
また降りないといけないし、
しかも底で撫でるというよりは、
押し込む動作が少し入ってしまうように感じる。

凸だと表面で滑らせるだけだし、
あるキーを打ったあとに、次のキーへ移行するときに、
滑らせながらいけるので、
キーの端の壁を超える必要もなにもない。

この差だと感じた。

滑り打ちには、コンベックス、凸のほうが、
圧倒的に打ちやすく、素早く、エネルギーが少なくなると感じた。
体感1・5倍の差を感じるな。

当然、指の角度も違ってきて、
凹だと立て気味にして、
凸だと寝かせ気味になる。

寝かせたほうが、手の角度も寝てくる。
そのほうが伸筋を使えて、
長距離向きなんじゃないかと思った。

タイプライター型の機構はかわいいが、
洗練されたものだとは思えない。
誰もやっていないならば、
僕が洗練させようじゃないか。
オールコンベックス型のキーキャップは、
それを進化、洗練させたものだと、
比較して確信に至った。


発売はモデリングとプリントの安定性がわかるまで、
保証ができないため待ってください。
一か月くらいは試作を回すのにかかりそう。

とりあえず次回のイベント「自キー部」には出品するので、
触り放題になります。
すでに締め切られてしまったので来れない人はすいません。
あとライトニングトークもすることになってしまったので、
たぶんこの話をすると思われます。
薙刀式の話をしたいけど、5分じゃ収まりそうにないので…
posted by おおおかとしひこ at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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