DMM.makeの新素材、透明レジンによる、
ニューバビロン。
体積のある板を3Dプリントで出すのではなくて、
好きな板を渡して底板に使う方式。
お気に入りのローズウッドを使ってみた。
ピアノの鍵盤の高さは前腕水平の高さだが、
日本の事務机はそれより高い。
キーボードスライダーなる商品は据え付けの机の下に、
底板を貼り付ける方法で前腕水平を保つ道具だが、
このバビロンはそれを持ち運び可能にする。
1cm〜8cmの厚みまで自由に対応して、
板は10cm奥行き以内ならなんでも可能。
(たとえばモバイルのときはこれくらいの幅にして、
家用はもっと幅広でマウスまで置いちゃうこともできる)
キーボードはゴム足の摩擦で止まっているだけだが、
怖い人はフチありの板を自作すればOK。
ブツそのものはこんな形をしてます。
結構ゴツメに作ったので、
打鍵の振動もほぼないし、
板の強さでたわみもない。
(ナイロンお盆はたわむのが欠点だった)
あとはこんなヘンテコな形を入れるバッグだなあ。
これの何がいいかというと、
この高さだとちょうど肘を横腹(前肋あたり)につけることになるため、
肘が安定すること。
これで肘周りの腱鞘炎が治るのなら、
2万円のプリント代も安いもんだぜ。
ただモニタの位置は全然手前にしたほうがいいので、
セッティングそのものが変わると思われる。
数時間使ってみたところ、
・板は4cm手前に出したい
(重心を真ん中にしたのだが、もっと手前がいいようだ)
・板を1cm上げたい
(机下面と手のぶつかりを気にしたのだが、手前に出してしまえば、
前腕が下がり気味のこの高さはよくないと感じた)
・ネジのピッチを倍にしたい
(クルクル回すわりにはクランプが進まない)
・板をかける手前の返しがデカくて足を引っ掛ける
などの改修点が出てきたため、
次の試作品へすすむ。(2万円払って数時間テストしておしまい…)
でも透明レジンはナイロンより安く、
ナイロンやMJFで見積もったら5万こえてビビる。
40%かそれ以下の値段でできるニュー素材レジンは、
かなりよいのでは。
透明度も悪くない。気泡らしきものも味かな。
ということで、リテイクプリント中。
次は二週間先…
でも家で使う分にはすでにかなりよいので、
これは家用にするかね…
2022年06月22日
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