2022年06月22日

【薙刀式】ニューバビロン試作品出来

DMM.makeの新素材、透明レジンによる、
ニューバビロン。
体積のある板を3Dプリントで出すのではなくて、
好きな板を渡して底板に使う方式。
お気に入りのローズウッドを使ってみた。

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ピアノの鍵盤の高さは前腕水平の高さだが、
日本の事務机はそれより高い。
キーボードスライダーなる商品は据え付けの机の下に、
底板を貼り付ける方法で前腕水平を保つ道具だが、
このバビロンはそれを持ち運び可能にする。

1cm〜8cmの厚みまで自由に対応して、
板は10cm奥行き以内ならなんでも可能。
(たとえばモバイルのときはこれくらいの幅にして、
家用はもっと幅広でマウスまで置いちゃうこともできる)

キーボードはゴム足の摩擦で止まっているだけだが、
怖い人はフチありの板を自作すればOK。

ブツそのものはこんな形をしてます。
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結構ゴツメに作ったので、
打鍵の振動もほぼないし、
板の強さでたわみもない。
(ナイロンお盆はたわむのが欠点だった)

あとはこんなヘンテコな形を入れるバッグだなあ。


これの何がいいかというと、
この高さだとちょうど肘を横腹(前肋あたり)につけることになるため、
肘が安定すること。
これで肘周りの腱鞘炎が治るのなら、
2万円のプリント代も安いもんだぜ。

ただモニタの位置は全然手前にしたほうがいいので、
セッティングそのものが変わると思われる。


数時間使ってみたところ、

・板は4cm手前に出したい
 (重心を真ん中にしたのだが、もっと手前がいいようだ)
・板を1cm上げたい
 (机下面と手のぶつかりを気にしたのだが、手前に出してしまえば、
 前腕が下がり気味のこの高さはよくないと感じた)
・ネジのピッチを倍にしたい
 (クルクル回すわりにはクランプが進まない)
・板をかける手前の返しがデカくて足を引っ掛ける

などの改修点が出てきたため、
次の試作品へすすむ。(2万円払って数時間テストしておしまい…)


でも透明レジンはナイロンより安く、
ナイロンやMJFで見積もったら5万こえてビビる。
40%かそれ以下の値段でできるニュー素材レジンは、
かなりよいのでは。

透明度も悪くない。気泡らしきものも味かな。


ということで、リテイクプリント中。
次は二週間先…

でも家で使う分にはすでにかなりよいので、
これは家用にするかね…
posted by おおおかとしひこ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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