2022年08月04日

【薙刀式】「JISキーボードが日本語入力に適してる」のは嘘だと思う

なんか都市伝説的になってるような気がするんだけど、
根拠がわからないんだよね。


以下Windowsとして。

【JISにあってUSにないもの】
・親指周りの3キー
 無変換、(スペース)、変換、ひらがなカタカナ
・小指外2キー
 レイアウトが異なるが、\、_キーが多いと考えようか
・全角半角キー
・英数キー
 Capslockキーではない。同じ位置で、シフトがCapslock
・デカイエンターキー
 デカイだけで機能は同じ

【USにあってJISにないもの】
・`キー
 全角半角キーの位置にある。
 USキーボードでは、Alt+`でIMEオンオフ。
 JISキーボードでは、Alt+全角半角のUSと同じでも、
 全角半角単独押しでも、IMEオンオフ。
・Capslockキー

【JISとUSで過不足はないが、位置が異なるもの】
 "@_|\[]:;+*^

さて、
これのどこが、
「JISは日本語入力に便利」かな?

・IMEのオンオフが、Alt経由しなくていいところ
・IMEのオフが英数キーで、オンがひらがなカタカナキーでいけるところ
 (ペアになってなくて非直感的だが)
・右親指で変換でき、再変換できる
 (みんなスペースキー使ってるし、再変換知らなさそう)
・左親指で無変換を選べて、カタカナにもできる
 (無変換確定はエンターだし、カタカナ変換はIMEから選ぶ。
 Ctrl-IやF7は少数派だろう。でも特にJISじゃないし)

だけじゃない?


とくに、
変換キーでの変換、再変換、
無変換キーでのひらがな化、
使ってる人どれくらいいるのだろう?
そして「JISは日本語入力に便利」という人で、
この議論してる人みたことないんだよね。


逆に現状JISがUSに、
「日本語入力に適している」と客観的に言える要素って、
・IME切り替えがAltなしで全角半角でトグルできる
・変換キーでの再変換
・A横の英数でIMEオフ、変換横のひらがなカタカナでIMEオン

の三点しかなくないか?

そして薙刀式で、
明示的にIMEオンオフできるのを30キー範囲内に備える、
薙刀式を使ってる僕が利用してるのは、
再変換ただひとつ。

これがUSキーボードにOSを設定すると使えなくなるため、
僕は「再変換」ただひとつのためだけに、
JISキーボードを使っている。
そして、物理的JISキーボードはもう使わずに、
36%のMiniAxeで、
JISモードで使っているだけだ。
つまり、自分レイアウトと、再変換用にだ。


JISキーボードをUSモードで使っててイライラするのは、
Alt経由になることくらいで、
USキーボードをJISモードで使っててイライラするのは、
\(\)と_がないことだ。
それ以外は暗記でなんとかなるレベルだと思う。


もうひとつ議論できるのは、
Macの英数かな方式
(スペースキーの左の英数キーでIMEオフ、
右のかなキーでIMEオン)
をそのままパクった、新IMEだ。

とはいえもはや、
「無変換と変換いらんやろ」
の流れから、二つのキーは冷遇されている。
0.75Uの刑をうけたり、
US並みの長いスペースの遥か向こうに追いやられて、
ブラインドタッチ不可能であったりする。

それだったら、Macキーボードのほうが、
よっぽど英数かなキーは安定していい位置にあるから、
どうしてもスペース外の2キーでIMEオンオフしたいなら、
僕はMacキーボードを使うと思う。

つまり、現行のJISキーボード、なんの役にも立たない。


無変換、変換が、FJ直下にあり、
無変換、スペース、変換とも、
2.25U〜3Uあたりで等価であれば、
もっと別の機能すら付与できるのに。
(たとえばリアルフォースの第一世代はそうだったが、
R2以降冷遇がはじまった。
とはいえ、リアルフォースはまだマシなほうだが)

そもそも親指周りのキーの機能が、
日本語入力に便利というほどではない

辺鄙に追いやられる

ますます使わない

のループに陥っている。


僕は単純に、

変換…なにもないときはIMEオン
  (変換はスペースでやるとして)
   選択範囲があるとき再変換
   変換中は次候補
無変換…なにもないときはIMEオフ
   選択範囲があるときひらがな変換、もう一度でカタカナ変換
   変換中は前候補

ならば、
「日本語入力に便利」と言えるし、
2.5U×3キー手元にほしくなるかな。

また、3つのキーはモデファイアにもなるようにしておき、

無変換…Ctrl(左手のみでショートカットを使う用)
スペース…シフト
変換…Alt

と、単押しで単機能、
これを押しながら何かを押すとモデファイア、
という風になれば、
文字入力ショートカットも使いやすくなるし、
やっと「日本語入力に便利」になるんじゃないか。
(Altの単押しはもとのAltを使うとして)


ていうか、
理想は、
この3キーがきちんとブラインドタッチで押せる物理があり、
OS側で、
これらに割り振る機能をカスタマイズできることだろう。

旧MS-IMEにはあったが、
UIが悪すぎて解読しきれないし、
欲しい機能もなかったりする。

Windowsは、日本語入力のことを真剣に考えていない。

むしろ妨害してるとしか思えない無能だ。


だから僕は自力で配列を開発して、
自作キーボードで親指キー周りを物理的に工夫して、
キーマップも練り込み、
機能キーも練り込んでいる。

もうこのMiniAxe+薙刀式を、
「日本語入力に便利な標準キーボード」
としてJIS設定してもええやろ、
とすら思っている。


逆に、
ここまで工夫しない限り、
JISキーボードが、
「日本語入力をするのに便利」とはとても言えない。

せいぜい、「クソデカエンターキーがかわいい」
という程度だろう。
それも、
「確定を入力せず、次を入力することで確定するスタイル」
を出来るようになるだけで、
ほとんど不要なキーだ。


だから僕は、
JISキーボードがUSに乗っ取られるのは、
しょうがないとすら思っている。

実際のところは、
日本の電気メーカーの凋落によって、
外国メーカーに侵略された結果だ。

結果的に「日本語入力を便利にする」運動は、
公式には停止していて、
何十年も前のJIS規格を無批判に使っているにすぎない。

だから、
「何十年も前の『便利な』日本語入力」でしかなく、
今基準の便利なフリックでいいんじゃない?
というのが、
日本人の総意じゃないか?

かつてからまだ頑張っているATOKが倒れたら、
MS-IMEとGoogle日本語入力しかなくなり、
それってアメリカ頼りになってしまうってことだ。
Windowsの日本語サポートがマジやばいのは、
機械翻訳のWindowsサポートページを見ればあきらかだ。

あれ?今、この時代、国産で国の言葉を書けてるのは、
ATOK使用者のみか?

これ、自国文化を守ろうとしてるフランスと比べて、
かなり放置なのでは?





「とはいえ、キーボードは長文を書くのに便利」
という人はいる。
その人は、
JISキーボード+qwertyなんて不便なのを使ってないで、
MiniAxe+薙刀式を使うべきだと思う。

本気で日本語を書こうとする人ほど、
こうした技術のことに無頓着すぎる。

万年筆に拘るのと、
キーボードと論理配列に拘るのは、
同じくらい重要だ。
僕は5年で100万はかけて、まだ満足していない。

日本でそれをやってる人がほとんどいない
(物理と論理を両方極めて、
新しいデジタル文房具をつくる)ことが、
僕は信じられない。
僕はデジタル執筆が不便で不便でしょうがないのに。


で?

たかがJISキーボードの、
どこが日本語入力に適してるんだっけ?

誰かきちんと説明してくれないか?

僕はWindowsの昔を知らない。
Win10からのユーザーで、
それまではMacしか知らなかった。
無変換と変換の正しい使い方を知らない。
MS-DOS、98時代のNFER、XFERもだ。

これらの使い方がわかれば読み解けるはずなのだが、
これの使い方を知る方法がないのだ。
もしきちんと解説してあるページがあれば、
それも教えてください。
具体的には、変換から確定までの全ての操作について、
どう絡んでくるのか、どのような流派があるのか、
知りたいのだ。

僕はMacで日本語入力を学んだので、

IMEオフで半角英数、IMEオンでかな、
ひらがなは無変換確定、カタカナは候補から選ぶ、
全角英字と記号は読みから変換か、
半角文字を範囲選択して再変換
全角数字はIMEオン時、半角数字はIMEオフ時

スペースで変換、次候補
エンターで確定
カーソルで次候補、前候補、文節移動
シフトカーソルで文節伸張
ホーム、エンドで文節移動の最先頭、最後方
ホーム、エンドで候補の先頭、後方
選択範囲をかなダブルクリックで再変換

しか知らない。
これ以上シンプルにならないセットだから、
信用して使っている。
これ以上、XFERとNFERや、JISキーボードを、
どう使えば便利になるのか知りたい。
posted by おおおかとしひこ at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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