2022年08月09日

【追悼】次元大介こと小林清志

次元大介というキャラクターは、
小林清志の渋いんだけどなんだか軽い調子で、
深刻になりすぎない空気感だったからこそ、
あのポジションに収まることが出来たと思っている。

山田康雄ルパンが軽すぎるひょうきんさを持ち、
たまに真面目になるのの正反対の立ち位置で、
そこが長年コンビになってる意味を感じた。

真面目なんだけどどこか飄々としている。
新宿警察24時でも、真面目過ぎたら深刻になっちゃう。
真面目なんだけど、人生はこれだけじゃないぜ、
という余裕が、あの番組の格をひとつあげていた。

他の代表作はクリスタルボーイか。
あの大人の余裕は、小林清志ならではだったんだなあ。

ルパン三世がヒットした70年代から、
ずいぶんと余裕のない時代になった。

この向かい風でも、俺は次元みたいに、
深刻になりすぎずいつでも行けるぜみたいに生きたい。
70年代の大人はみんな明るい自己肯定感があった、
ように見えたのは子供だったからかな。
今みたいに嘘ついて笑って誰かを掠め取ろうなんて、
微塵もなかったように見えたがなあ。

昔の大人は、出来る人が集まって、上手なセッションをしていた。
今の大人は、出来ない人が集まって、押し付け合いをしている。
僕にはそう見えるのは、大人の真実を知ったから?
それとも、次元大介がいなくなったから?
posted by おおおかとしひこ at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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