2022年08月09日

【薙刀式】配列初心者ですが、何を使えばいいですか?

qwertyのダメさは理解したけど、
じゃあどの配列を使えばいいのかわからない。
配列はたくさんあって、尖った特徴がたくさんある。

ローマ字のままがいいか、
カナ配列やりたいかで変わるかな。


ローマ字のままでいいなら、
最近話題のtomisuke配列、
使いやすくて効率の良いけいならべ、
6本指しか使わず、BSエンターカーソルまで中央にあるカタナ式、
のどれかがいいんじゃないか。

ショートカットはqwertyのままにして、
英語はqwertyのままにしておけば、
とりあえず最低限日本語だけその配列になるので、
まずそれだけを練習できるだろう。

(お好みで、きゅうり配列やいぬふぐり配列などもどうぞ)


だけど打鍵数自体は変わらないので、
「指の動きの楽さ、動線の合理性」
までは感じ取れても、
「労力が半減する」までは味わえないかもしれない。

また、「日本語のリズムでキーボードを打つ」
ことがどういうことなのか、
カナ配列を触らないとイメージすら出来ないかもだ。


カナ配列はローマ字に比べれば、
やることが多くて最初はマスターできないが、
慣れてくれば、
二度とローマ字に戻らないと思えるほど快適だ。

じゃあなぜみんなカナ配列を使わないかというと、
・カナ系新配列を知らないから
・デフォルトのJISカナは、qwerty以上にクソ配列なので、
 カナ配列の合理性が伝わらないから
だと思う。

なので、カナ配列を体験したいなら、
カナ系新配列を試すと良い。

その中でもイチオシは新JIS配列
(センターシフト版に限る)で、
なぜこれを推すかというと、
大体3日くらいで覚えられるからだ。

他のカナ配列は一週間はかかるだろうが、
新JISはかなり簡単な方なんだよね。

だから、
「カナ配列で日本語を書く」経験をつむには、
新JISがいちばん手っ取り速いと思う。

DvorakJに同梱されているので、
使うならすぐだ。
単打でそのままの文字が出て、
スペースキーを押しながらだとシフト文字が出る。
スペースキーをシフトとスペースに共用しているんだね。
(これをセンターシフトという)
シフトキーなので押しながら複数の文字にシフトがかかる
(連続シフト)なのも特徴だ。


ただ、簡単な代わりに、
配字はいまいち微妙で、
長く使うには手が疲れると思う。

だけど、
qwertyは言うに及ばず、
ローマ字系新配列すら、
もう使う気がしないくらい、
カナ配列の打鍵数の少なさが実感できると思う。

なにより、
「日本語のリズムで日本語を書く」ことの、
母国語を書く上で当然の権利を、
やっと取り戻せたことに、
感動すらするはずだ。

なぜこれが廃れたのかというと、
設計上スペースキーのシフトを、
小指の(普通の)シフトキーで実装したからだ。
阿呆の極みである。
打ちにくくてしょうがないわ。

廃れる以前に、まともな形でデビューさせてくれなかったのが、
新JISの悲劇であろう。


とはいえ、指の動線はまだ合理的になるよ。

それを試したかったら、
薙刀式かな。
記憶負担と打鍵範囲が最小クラスだね。
機能キーや編集モードも充実してるしね。
じゃあなんでいきなり勧めないのかというと、
新JISよりはマスターに時間がかかるからだ。

高効率の配列ほど、
マスターするのが難しいので、
今並べているのは難易度順、
そして効率性の逆順である。

薙刀式は多数動画をアップしてあるので参考になる。
指の動きに対して文章が爆速で出てきているのを確認されたい。


なお、親指シフト(NICOLA)は勧めない。
あれは配字設計が大したことない。
動線の合理性が悪すぎる。

だから、「修行」みたいな人たちが量産される。
なにせマスターには半年はざらだからね。
僕は1〜2週間ぐらいでざっと使えないと意味がないとすら思うがね。


初心者にはいきなり勧めづらいが、
清濁別置のほうが打鍵数や動線はさらに合理的だから、
新下駄配列と飛鳥配列の二代横綱はあげておく。
一ヶ月あれば動かせるようになると思う。
どういう感じになるかは、
わずかだが動画がある。



まとめると:

ローマ字
 tomisuke配列
 けいならべ
 カタナ式

カナ
 新JIS配列
 薙刀式
 新下駄配列
 飛鳥配列

まで絞ってみた。
この名前でググれば出てくるだろう。
新JISだけはホームページ的なものがないので、
wikiなどを見てくれ。


そもそもqwertyしか触ったことがないなら、
全指の動きの組み合わせのごく一部しか使っていないため、
別の配列の要求する運指を使えないことすらある。
とはいえ、合理的な新配列ほど、
無茶な運指を要求しないので、
触ってみて、合うかどうかを判断すればいいと思う。

配列図を見ながら短いフレーズを空打ちしてみて、
行けそうやんと思ったら、
各配列を使うアプリをインストールすることだ。

WindowsならDvorakJで、飛鳥以外は使えるし、
紅皿なら、飛鳥含むカナ配列は大体揃ってるぞ。



試さない理由はない。
気になるなら触ってみればいい。
それで自分の側に「評価する指」をつくらないと、
数多ある配列がどこで勝負してるのか理解できないだろうし。
posted by おおおかとしひこ at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック