2022年08月24日

【薙刀式】2連接測定の限界

2連接測定900パターンを終えて、絶賛解析に入っているのだが、
3連接の以下のようなものは反映しないな、
ということを先回りしておく。


・3連接ローリングと折り返し打鍵の区別をできない

たとえば、JKLは、手首を回転させつつ一気につぶせる、
高速の3連アルペジオだ。
だが、JLKと、途中で折り返すタイプの3連接は遅い。

単純に二つの2連接の接続よりたぶん遅い。
それぞれの2連接が、
手首回転を大なり小なり利用してるからだと思う。

JIOと、JOIではさらに顕著な差がつくと思う。
MOPと、MPOとかでも。


・アルペジオの中に左右交互が含まれているもの

右→左の連接は、左→右に比べて有意に遅い。

しかしながら、左1左2がアルペジオをなすとき、
左1→右→左2
の連接は、2連接2回より速くなる。
左手がすでに準備しているからだろう。


こうした、「一気に潰せる打鍵塊」は、
連接数が増えるほど複雑になる。

連接数が増えるほど、
トータルで速い連接は増えるのだろうか?
それとも減るのだろうか?
幾何級数的に減りそうな気がするなあ。

だからこそ、印象に残る2連接や3連接を、
覚えているような気がするんだよね。
もっと色々あれば、もっと記憶に残るだろうし。


ただ、習熟により、
ある連接については速くなる可能性がある。
よく使うワードとかだ。
薙刀式では、「かもしれない」はとても速い。
F【K】R/MK
とどんどん加速していく感じの気持ちのいいワードだ。

かくして、意味と指の動きが一体化していくのだろうが、
この中にも、
左→右や、MKや/Mというアルペジオ(折り返しだが)
が含まれているわけで、
こうした要素が速くしていることは確実だろう。

で、
定量的な基準がまず欲しいなあと思い、
その基礎データを取っている感じだ。



3連接がわかれば、4連接はわかるかな。
今のところ、自分で意識して4連接を使いこなしてるわけではないし、
単打4連接はめったになくて、
たいていシフトが絡むため、
さらに話はややこしくなっていると思われる。

シフトがらみは単純に^2くらいに調査量が増えるから、
たぶんやらないだろう…


とりあえず単打の2連接900を整えたらやってみたいことは、
各配列の単打部分の理論競走かな。
タイムの逆数をスピードとすれば、
2gramの出現率をかけて足すと、
単打速度が出るはず。

新下駄が優秀なのは予想されるが、
薙刀式がどこまで食いつくか楽しみだ。


ということで、
3連接は2連接の単純な直列つなぎではなさそうだ。

○配列では遅い連接がボトルネックになる議論もあったし、
Ngramの打鍵をシミュレートすることはなかなかに難しい。
(月配列系なら順次打鍵だからまだ楽そう)
posted by おおおかとしひこ at 08:11| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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