2022年08月19日

【薙刀式】「すりへった」の運指

ロールオーバーの具合で変わってくるやつ。


DvorakJは、
相互シフトの監視を、
「ロールオーバーしたものについて、
定義がなければ一つずつ押したものとして出す」
方式になっている。

つまり、
「へった」を3ロールオーバーして離すと、
「へった」になる。

ところが、
「へっ」を2キーロールオーバーして離し、
「た」をあとで押すと、
「へっ」が「ちゅ」の組み合わせに定義されているため、
「ちゅた」になってしまう。

つまり、3キーロールオーバーなら、
「すりへった」と意図通りに、
ちょっと遅れて2キーロールオーバーなら、
「すりちゅた」になってしまう。

むむ。これはややこしい。

QMK薙刀式のアルゴリズムはどうなってたっけ。
バッファの前から同時押し定義があれば待ち、
なければそこまでを放出するようになってたはず。
ということは、
「へった」を3キーロールオーバーすると、
かならず「すりちゅた」になるのでは。


3キー同時押しとロールオーバーの関係、
ややこしくなってきた。

僕としてはこの現象を感知していなかったため、
はじめてこの現象に気づいた感じだ。

まあ同時押し定義をロールオーバーする奴が悪い、
と思ってたので、
「へった」の3キーロールオーバーは、
偶然良かった例になる。

逆に、高速入力には、
こっちのアルゴリズムのほうがいいかもなあ。


バビロンの導入によって、
意外な運指が高速入力可能になって、
こうした運指に遭遇してしまった。

まさか3キーロールオーバーの問題を考える日が来るとは。
qwertyローマ字でムカついてた頃が遠すぎる…
posted by おおおかとしひこ at 18:13| Comment(2) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紅皿でお試しいただくと状況は変わりますでしょうか。

自分が紅皿 ver.0.1.5.0 で試したところ、「へ」の打鍵タイミングを「っ」の打鍵タイミングが追い越してしまい、結果として「ちゅた」となる状況が、しばしば発生しました。ログで確認済みです。


右小指で"p"を打鍵したつもりであっても、まだキーダウンコードが出ていない状況で、左親指で"g"を打鍵しているのだとおもいます。
Posted by Ken'ichiro Ayaki at 2022年08月20日 13:10
>Ken'ichiro Ayakiさん

「やったつもりでもやってなかった」状態を、
エミュレータ側がどれくらい吸収するかは、
それぞれにお任せでいいかなあと思っていますね。

僕は「間違えたら間違えた原因が特定できる
(ゆえに矯正しやすい)」のが好みなので、
ああ間違えたな、ちゃんと打とう、
と判断させてくれるものを使う感じです。
紅皿の設定もそれで使ってるので、
それで試してみます。

P小指だと遅れやすいのかな。
僕はP薬指なので、その辺も影響してる感じですかね。

いずれにせよ問題ではなく、
「ちゃんと打てばOK」の世界ではあると思います。
Posted by おおおかとしひこ at 2022年08月20日 19:15
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