薙刀式v15はもう(仮)を取ってもいいとすら思っている完成度なんだけど、
微妙に気になる部分がないでもない。
動かした「ふ」;位置と、「ら」.位置の関係性だ。
先日の連接調査(絶賛整理中)の結果を見ても、
右手アルペジオのワーストを並べると、
O/ 9.27 すれ
;P 9.02 ーへ
P; 8.29 へー
;. 8.24 ーら
/P 8.19 れへ
と、「ふら」の運指;.は、右手アルペジオワースト4に入るむごさだ。
(こうした、この運指ってどうなんだろう、
他はないのか、と調べたくて、
大規模に調査してみたのだ)
伸ばした小指、畳んだ薬指の相性の悪さ、
そもそも連動しづらい小指薬指、
という二重苦があり、
まあかなり打ちづらい。
とはいえ、「ふら」「ぶら」「ぷら」を、
どれだけ使うかということなんだよね。
そもそも問題の起点となった、
「から」のほうが、日本語の骨格になるから、
こちらの患者を優先するべき、
という方針自体は間違っていない。
だけどこのため、
「ぶら」が犠牲になるわけだ。
しかもワースト4位にね。
この格落ち感が酷くて、
かつての運指..の同鍵二連打5.15よりも、倍近く落ちることが、
結構衝撃的で、
「から」のメリットとどっちがいいんだよ、
ということに、
再び悩むことになる。
現在のところは、
格落ちを認めたとしても、
「から」のメリットがよい、
と結論づけているのだが、
「ブラインドタッチ」に関する文章を書こうとして、
「むむむ」となることとなった。
話題の語(しかも主題)だから、
ちょいちょい出てくることは確実だ。
「それ」「あれ」で指し示しても、
ちょいちょい「ブラインドタッチ」
は打つ必要がある。
プラスチックの廃棄問題や、
エンジニアプラスチックによる部品成形の話題や、
ブラタモリの話題や、
ヌーブラの話題などでは、
特異的にこのワースト近い運指に出会うことになる。
こまったねえ。
英語ではとくに、
fl、fr、ful、fur、bl、br、pl、pr
などの接頭語がちょいちょいあり、
そのいくつかを「ふら」「ぶら」「ぷら」
で受け止める必要がある。
つまり、「ふ」の移動によって、
これらの英語由来の外来語が、
かなり致命的なダメージを受ける、
ということまでは理解した。
で、じゃあ別の合理的な行き先があるかと、
これよりマシになるものを探すと、
玉突きしたものが被害を受ける。
で、その連接ヒートマップを考えるために、
連接調査をしたんだよね。
連接だけを考えれば、
「つ」をもといの;裏に戻して、
現状「う」の裏がベストなのは明白だ。
だが薙刀式は外来音同置でもあるため、
「うぃ」「うぇ」「うぉ」と「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」
が被るという致命的な問題がある。
外来音同置を諦めるか、
外来語でちょいちょい出る「ふら」関係を諦めるか、
「から」が「ぶ」に化けるのを諦めるか。
快適さの指標とは別に、
「不快をどこまで我慢できるのか」
がある。
「から」が「ぶ」に化けるのは結構我慢できなかった。
(だからv15への改造へ踏み切ったので)
じゃあ外来語の一部の遅さにどこまで寛容か、ということかなあ。
(せっかくフェは打ちやすくなったのになあ)
全部同置は薙刀式のアイデンティティに関わるから、
この二番目をどっちと取るかだ。
また厄介なことに、
「ぶらい」の運指が、
;.Kと、
○ ○
○
中、下、中と、外から内に流さないといけない。
右手首を半時計回しして小指薬指の形をつくってから、
再び時計回しして薬指中指の形をつくる必要がある。
慣れれば時計回しをせずにこの指の形を作れるかと思ったが、
現状無理っぽい。
なので、「・ぶ・らいんど」のような拍で打たなくちゃいけなくて、
むむむ、と思っている状態。
解決策は今のところ思い付いていない。
このまま定着するか、それとも。
(追記)
「れ」裏に「ふ」を置けば連接的によくなるのでは?
と思い付いたのだが、
「これ」が「ぷ」に化ける…くそう…
使いやすいn連接が、同時押しに化けないこと、
という今回新しく加わった制約条件が、
なかなかにきついな。
ちなみに「ん」裏の「ふ」は、
「かん」「こん」が「ぶ」「ぷ」に化けるのでアウト。
いい解は中々ないものだ。
2022年08月20日
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https://github.com/tor-nky/MesureKeyTrill/blob/main/MesureKeyTrillWorksheet.xlsx
C ; が最も良かったりしますが、それは手の調子というより脳の調子が良いときの数値みたいで、あまり参考にならないかもしれません。
毎秒30コマ単位に直していません。色分けは真似しました。
コルネ・キーボードを手首の移動はなるたけしない方法で、ランダム順での測定です。
なんだか分析するより再度挑戦した方がいいかもしれませんね。
でも縦ずれキーボードのデータはもう取りたくないです。爪で押さざるを得ないボタンがあったり、バネが軽かったりで大変でした。
大変おつかれさまでした。貴重なデータかと思います。
今整理してるのは全く違う並べ方をしていて、
エクセル使うのはほぼ初めてなため、
ググりながらファイルをあれこれやっております。
(5.12とかの30進法を10進法に自動的に換算するには、
エクセルの知ってる30進法表記で書く必要があり、
一端全部入力したやつはどうしようもなく、
すべて手作業で10進法に直すしかなく、
2時間かけてどっと疲れるなど、
達人から見ると愚直な方法を取らざるを得ず)
やっぱ自分の実感と違うところがぽろぽろ出てきて、
やり直すと直感に近い数値が出たりするので、
集中力にだいぶ左右される測定法かもしれないです。
縦ずれだと「うれ」;/とかが打ちづらい記憶があります。
なので縦ずれだからといって万能な対応ではないんだなあ、
と思い、格子配列派になりましたです。
薬指小指がらみの上下段、
中指下段+上段あたりが毎度苦しく、
いや、だからこんな連接はないようにしたんだよ、
と思う組み合わせばかりで…
こっちの解析終わったら活用させていただきます。