2022年08月22日

【風魔】飛鳥無明帖(前)

近所の本屋にないので漫画喫茶にてチャンレを読むことに成功。

ネタバレありで進行。


風魔は忍びの話といえど、
学ラン着てることから、
「学園に忍者がやってきた?!」
という、
「日常生活に、忍びという異物」
の構造が破綻するべきでないと僕は考えている。

夜叉編はまさにそうで、
聖剣編は、
夜叉編の世界に聖剣という異物をさらにぶっ込んだ、
斜め上の展開だったから面白かった。

だけど反乱編は、
純粋に忍びの里の話に、
縮小してしまったことが、
つまらない原因だったと考えている。

風魔の里、風魔の事情はどんなもんだろうと、
わくわくしていた楽しみが、
いざ見させられてみたら、
「よくある時代劇となんら変わらないもの」
にスケールダウンした悲しみというか。


「忍び狩り」という名称は流石だなと思ったけど、
この枠組みでやる以上、
忍びものという「普通の時代劇」の枠組みに収まってしまって、
なんらかの車田ロマンが足りねえなあって思ったな。

ただでさえ最近「あずみ」全巻一気読みしたので、
物足りなさが勝る。
時代劇同士の比較になっちゃうからねえ。


まあ後編が冬らしいから、
読んでから総合評価したい。

五円玉を貫くやつはよかった。
次回でこれを伏線として何かに昇華することを期待。

どこか悲しげな武蔵の瞳は、
トビという友を自ら殺めたからだろうか。
にしては仕込みが足りなかったな…
posted by おおおかとしひこ at 02:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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