2022年08月22日

現場と会議室の乖離

>Kawase Takaya@t_kawase
>今、インパール作戦のNHK特集(ビルマ絶望の戦場)を見ているが、冒頭のイギリス軍将校の「日本軍の欠点は、自分たちの間違いを認められないという、道徳的勇気の欠如だ」との言葉があり、その通りすぎるし、それが全てだよなと思う。補給を無視する、というのもその一環。
https://twitter.com/t_kawase/status/1559166108430544896?s=20&t=e-sLW_mYqUjOnsgg1GDvjw

令和のインパール作戦こと東京オリンピックを、
もう忘れたわけではあるまい。
あるいは、数々の爆死映画プロジェクトや、
普段やっている仕事でも、とてもよくあること。

「今更中止変更にできないので、
この変更された条件の中で現場の力でなんとかしてください」
ってやつ。


現場は間違いだって言ってるんだよ、死人が出てるんだから。
それを会議室にあげると、
何故か認めずに上に虚偽の報告をして、
現場にも上にもいい顔をする嘘つきが蔓延してるのが問題だ。

だからその上は、間違いの存在すら知らされていない。
打首になるのはその中間層であるべきだと思うがね。


遠山の金さんは庶民のふりして現場にいたんだけど、
そんな人はいなかったんだろう。

「出来ない理由を言うのではなく、
できるやり方を探せ」は、
下が上に言うべきで、
上が下に言うべきじゃないよ。
現場は無理って言ってんだから。

だから一夜城みたいなやっつけ仕事ばかりになるんだよ。
薄っぺらい、ペラペラのしあがりだ。

日本人は現場の死人を見ずに、会議室にこもりすぎなんじゃない?
なんでこんなに死んでんの?って現場に直接聞きなよ。
俯瞰的立場は現場のサンプリングからでしょ。
美味い汁吸ってる奴が間にいるなと気づけるぞ。


じゃあ現場はそんな嘘つきから仕事を受けなきゃいいんだよ。

以前は硬派な人たちがいたが、
そこを嘘つきたちがかっさらっていったので、
嘘つきしか仕事を振らなくなったんだよね。
彼らはいい顔をして上に信頼されてるから、
彼らからしか仕事が生まれない。
硬派なボスは上に逆らってでも現場を守るが、
嘘つきは多少現場が死んでも自分を守るために虚偽報告をする。

こうして、現場やってるのがバカらしくなってくる。
搾取される側でなく、
搾取する側に回ろうと。
で、現場を上がって、
「現場をよく知ってます」と嘘をついて、
嘘つきの一員になるやつがいっぱいいる。
それで、コネクションがいっぱいあるとか言うんだよね。
コネクションジゴロになるわけ。


この時代は、硬派が干されて兵糧攻めをされる時代だ。
インパール作戦中もそうだったのだろうか?
posted by おおおかとしひこ at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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