2022年08月27日

絶対音感から見えている世界が興味深い

https://mobile.twitter.com/shota_/status/1560794218028736512

半音の1/3ってなんやねん、と思いながらも、
聴き比べればわかる。
合ってる方がよりクリアで、
聴き慣れたいつものやつはくぐもって聞こえる。


TVのOPって、
60秒とか90秒とか、
キッチリした尺に入るように求められる。

CMが15秒×4=1分で、
枠を切り売りしてるから、
本編(OP、提供枠(この番組は〜の提供でお送りします)、
Aパート、Bパート、ED、予告、
提供枠(〜お送りしました)などを
全部足した尺)も、
キッチリした単位のものが扱いやすいわけだ。

まあ大体分の単位で決まってて、
刻んでも30秒単位だね。
秒単位で刻んでるOPはあまり聞かない。

なので、
尺を完尺にするために、
アウトロ部分をゆっくり再生して尺を伸ばして、
尺合わせをした、
というのが真相ではなかろうか。

「サザエでございます!」
の一言も、尺埋めのセリフである可能性も、
なくもないな。


テレビ黎明期、
OP用だからといって、
30秒単位で切り貼りしやすいように、
音楽家が作ってきたとは思えない。

音楽とは気持ちの上下であり、
それは秒で決められるようなものではないからだ。
むしろ、
会場の気分や演奏者との呼吸で、
全演奏時間は伸び縮みする
(演劇のように)、
というのが音楽のもともとの姿だ。

それを「尺に収める」
というテレビ上の理由があったんだね。



YouTubeやらネットやらの動画では、
30秒単位になにかを刻むことはない。

原始の時間感覚に戻ってるともいえるし、
発達した30秒単位の世界の切り取り方から、
文化が退化したともいえるね。


僕は単純に16ミリフィルムにダビングした、
音源がくぐもっていたのかと思ったが、
再生速度が本来からずれてて、
音程がずれてるとは思わなんだ。

昔見たアニメで、くぐもってんなあと思ったやつは、
みんなピッチをずらして尺調整してたのかもしれない。
(パッと思い出したのは「忍者戦士飛影」かな。
ダンクーガも怪しい)
posted by おおおかとしひこ at 03:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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