曽山一寿のそやまんがブログ
僕の漫画メモ(全3回)
https://soyamanga.blog.jp/archives/17414156.html
漫画の例ではあるものの、
セリフ回しこそシナリオの真骨頂。
これしき出来てない人いないだろうな。
3本を通して、原則はひとつ。
直前のを受けたものを返すことだけ。
逆にセリフとは、
次に受けやすいように「渡す」ものである。
セリフは会話のキャッチボールとも言われる。
相手の返せないボールを投げてもだめだし、
相手が返しやすいような、
むしろ全力で打ち返せるようなセリフが、
最高のセリフなのだ。
それで最高のうち返しをされて「ぐぬぬ」
となるならそれもよしだ。
それはリアルで、
そしてそれは決めゼリフになるだろう。
なんなら決めゼリフを引き出すために、
その前のセリフは全てあるのだよ。
適度に間を入れること、
ノイズを入れないこと。
それはすべて、大事なセリフへの「つくり」だ。
あなたの頭の中をそのまま書き写すことがセリフではない。
このような分かりやすい演出をつけているか、
ということなんだね。
逆に、リアルなセリフほど分かりにくくなる、
ということ。
何故ならリアルでは、第三者にわかるように工夫をしてないからだ。
分かりにくいがリアルなのと、
分かりやすいが滑稽なのとの、
間をうまく調整しよう。
2022年08月27日
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